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三井住友信託銀行は三井住友フィナンシャルグループではない

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2つの三井住友グループ

先日、知人に聞かれたのですが、確かに普通の人には分かりにくいと思います。

  • 三井住友信託銀行は三井住友銀行等を傘下に持つ三井住友フィナンシャルグループではありません
  • 三井住友トラストアセットマネジメントという会社も三井住友フィナンシャルグループではありません
  • 三井住友フィナンシャルグループには三井住友アセットマネジメントという会社があります

金融界には「三井住友」という名前がついている金融グループが2つあります。

三井住友フィナンシャルグループ三井住友トラスト・ホールディングスです。

両者には資本関係はありません。

なぜこのようなことになったかというと、もともと住友グループの住友信託銀行と三井グループの中央三井信託銀行は従来から三井住友銀行と一定の距離を置いてきました

2000年以降の金融再編においてもメガバンクの傘下に入るのではなく単独での生き残りにこだわりました。

2012年4月に両者が合併して三井住友信託銀行が誕生し、ホールディングカンパニーとして三井住友トラスト・ホールディングスが作られました。

これにより、三井住友を冠した金融グループが2つ存在することとなりました。

三井住友フィナンシャルグループの信託銀行はSMBC信託銀行

上記に掲載した三井住友信託銀行(三井住友トラスト・ホールディングス)の誕生で困ったのが三井住友フィナンシャルグループです。

三菱UFJフィナンシャルグループには三菱信託銀行、みずほフィナンシャルグループには安田信託の流れをくむみずほ信託があるのに、三井住友フィナンシャルグループには信託銀行がないという事態となりました。

高齢化の日本では相続関連業務を行う信託分野は金融界では数少ない有望分野と言われています。

そのため2013年10月、ソシエテジェネラル信託を買収し、SMBC信託銀行を誕生させました。

その後、シティグループのリテール部門を統合し、新ブランド「PRESTIA(プレスティア)」として営業を行っています。

よってSMBC信託銀行の基盤となっているのはシティグループのリテール部門であり、それほど大きな規模ではありません。

信託銀行の世界で最も規模が大きいのは三井住友信託、少し離れての2位が三菱UFJ信託、かなり離れて3位がみずほ信託、そしてさらに大きく離れた4位がSMBC信託です。

ただし、今後は三井住友フィナンシャルグループのリソースを活用して営業活動を行うことで、急激に規模や業績が拡大すると考えられます。

三井住友関連の信託銀行と運用会社

三井住友フィナンシャルグループと三井住友トラスト・ホールディングスの主要グループ会社

両グループの主要会社を掲載します。

三井住友フィナンシャルグループ

  • 三井住友銀行
  • SMBC日興証券
  • SMBC信託銀行(株主:三井住友銀行100%)
  • 三井住友アセットマネジメント(株主:三井住友フィナンシャルグループ60%、住友生命保険20%、三井住友海上火災保険20%)

三井住友トラスト・ホールディングス

  • 三井住友信託銀行(株主:三井住友トラスト・ホールディングス100%)
  • 三井住友トラストアセットマネジメント(株主:三井住友トラスト・ホールディングス100%)
  • 日興アセットマネジメント(三井住友信託銀行91.9%、DBS Bank7.3%、その他0.8%)

そういえばSMBC日興証券は三井住友フィナンシャルグループですが、日興アセットは違います。

三井住友トラスト・ホールディングスは運用会社が2つありますので将来的には合併するのでしょうか。



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