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豪ドル為替レート(円/豪ドル,ドル/豪ドル)長期推移(チャート・変動要因)

投稿日:2017年5月23日 更新日:

豪ドル(AUD)レート長期推移

豪ドル円長期チャート

ドル/豪ドル長期チャート

  • 対米ドルの豪ドルレートは1豪ドル=0.5ドル~1.5ドルのレンジで推移している
  • また1983年12月の完全変動相場制移行後では1豪ドル=0.5ドル~1.0ドルのレンジで推移している
  • 2011年7月の1豪ドル=1.1ドルが変動相場制移行後の対米ドルの最高値となっている
  • 対円では1970年代前半の1豪ドル=400円~450円から現在は1豪ドル=80円前後となっているが、ほぼ大半が円/ドルレートが円高にシフトしたことで説明できることになる
  • ドル/豪ドルレートは1970年代前半は固定相場制で1豪ドル=1.1ドル程度で、2017年5月現在、1豪ドル=0.8ドル前後であり、対米ドルの豪ドル安は30%程度である。

豪ドル(AUD)レート推移と変動要因(1970年代)

円/豪ドル1970年代

ドル/豪ドル1970年代

  • 1971年8月米ドルペッグ制を廃止し、可変米ドルペッグ制を導入
  • 1973年に1豪ドル= 1.2ドルから1.48ドルまで上昇している。この間、可変米ドルペッグ制を採用していたため通常であれば、変動しても、大きな動きは抑制されるはずであったが、オイルショックによるエネルギー価格上昇の影響もあり比較的大きな上昇となったと考えられる
  • 1974年9月、貿易額加重平均指数ペッグ制を採用→1豪ドル=1.48ドルから1豪ドル= 1.3ドルまで下落
  • 1976年11月、可変貿易額加重平均指数ペッグ制を採用→1豪ドル=1.23ドルから、最大で1豪ドル= 1.01ドルまで下落

豪ドル(AUD)レート推移と変動要因(1980年代)

円/豪ドルレート1980年代

ドル/豪ドルチャート1980年代

  • 1983年12月、完全変動相場制に移行
  • 1980年代前半の豪ドルは対米ドルで大きく下落し、一時、1豪ドル=0.6ドルとなった
  • これは豪ドルの要因よりも米国のインフレ対策による高金利政策で米ドルが高くなったことが要因と考えられる。(1980年代前半は米ドルと円が他の通貨に対して強くなっており、ドル円はほぼ横ばいの推移となっていた)
  • 1985年9月のプラザ合意以降、一般的な通貨はドル高が調整されはじめ上昇し始めたが、豪ドルは1985年に一旦上昇した後、再度1986年7月まで下落した
  • これは1985年10月~1986年7月にかけて原油価格(エネルギー価格)が大きく下落したことが要因と考えられる。この間、WTI原油価格は1バレル=30ドル前後から1バレル=11ドル前後まで大きく下落した
  • その後、プラザ合意の影響や原油価格が上昇したことで豪ドルも上昇し、1980年代後半には1豪ドル=0.8ドル台まで回復した

豪ドル(AUD)レート推移と変動要因(1990年代)

円/豪ドルチャート1990年代

ドル/豪ドルチャート1990年代

  • 1990年代のドル/豪ドルレートは概ね原油価格の推移にリンクしている
  • 1990年代の原油価格は1バレル=20ドル程度で推移することが多かったが、1993年後半に1バレル=14ドル前後、1998年後半に1バレル=11ドル前後に下落しており、このタイミングで対米ドルの豪ドルレートも安値を付けている

豪ドル(AUD)レート推移と変動要因(2000年代)

円/豪ドルチャート2000年代

ドル/豪ドルチャート2000年代

  • ドル/豪ドルレートは2001年3月に1豪ドル=0.48ドルの過去最安値を付けた
  • ITバブル崩壊による世界的な景気低迷、豪州の付加価値税導入による景気悪化懸念、エネルギー価格の低迷など複数の要因が重なり合って豪ドルは過去最安値をつけたと考えられる
  • 2003年以降は世界的な景気回復とエネルギー価格の上昇が重なり、リーマンショック前の2008年6月には1豪ドル=0.95ドルまで大きく上昇した
  • この間、現在の主要輸出国である中国をはじめとする新興国の経済成長も豪ドル相場を支えたといえる
  • リーマンショック後のリスクオフムードの中、高金利通貨の巻き戻しが起こり、1豪ドル= 0.65ドルまで急落したが比較的早期に回復した

豪ドル(AUD)レート推移と変動要因(2010年代)

円/豪ドルチャート2010年代

ドル/豪ドルチャート2010年代

  • 2011年7月に変動相場制移行後の最高値である1豪ドル=1.1ドルまで上昇した
  • リーマンショック後、世界的な景気低迷により多くの国がリセッション(マイナス成長)となる中、オーストラリア経済は相対的に堅調で実質GDP成功率もプラスを維持した。そのため米国がゼロ金利政策を採用する中、オーストラリアの政策金利は2010年~2011年に4.5%前後と高く、資金が流入した。
  • さらにエネルギー価格も堅調で原油価格は2011年5月に直近の最高値である1バレル= 115ドルまで上昇した。
  • 2014年以降は原油価格の下落に連動する形で2015年後半から2016年前半にかけて豪ドルも1豪ドル=0.7ドルまで下落した
  • この間、2014年7月頃まで1バレル=100ドルを超える水準で推移していた原油価格は2016年2月の1バレル=25ドルまで下落した

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