銀行・証券に限らず、どんな業種でも新人は業務を覚えながら知識も高める必要がありますので非常に大変です。
銀行・証券などの金融機関では入社後3年間くらいは研修などで学ぶ機会も多く、幅広い内容のインプットが求められます。
しかし、多くの知識をインプットし、それをアウトプットできるようになるまでにはかなりの時間が掛かります。
そして、研修で学ぶ内容が必ずしも実戦で活用できるものではないという問題点もあります。
こちらのページでは、入社1年目~3年目程度の社員が優先的に習得すべき最重要コンテンツのみを掲載しました。
(当サイトの最重要基礎コンテンツの位置づけです)
いずれも実務に役立つ内容ばかりですので、自分のものになるまで繰り返しご覧になることをお勧めします。
もちろん、ベテランの方も知らない内容があれば必ず役に立ちますので習得されることをお勧めします。
下記を全てマスターした後は、当サイトのトップページ上段に掲載しているテーマごとにまとめたコンテンツもご覧ください。
それではまず、債券関連のコンテンツからです。
債券関連の重要コンテンツ(新入社員向け)
新人向けですので、実際に顧客に商品提案する上で最低限おさえておくべき債券の関連知識を挙げておきます。
特にスプレッド・デュレーション・イールドカーブについては完璧に理解しましょう。
- 社債のスプレッドとデュレーションについての分かり易くて詳しい説明
- イールドカーブについての分かりやすくて詳しい説明
- CMBSの仕組みとポイントを分かりやすく説明
- CLO(ローン担保証券)の仕組みとポイントを分かりやすく解説
そして、下記では実際に顧客に提案する頻度が高い債券について掲載しています。
- ニッセイ世界ハイブリッド証券戦略ファンド(アドバンスド・インカム)/ CoCo債の分かりやすい説明
- バーゼル3対応 新型劣後債(実質破綻時免除特約+劣後特約=Tier2、債務免除特約+劣後特約+永久債=その他Tier1)
- TLAC債についての分かりやすくて詳しい説明
- 転換社債(CB)の仕組み・特徴・ポイントを分かりやすく説明
- フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド/米国ハイイールド債の投資環境
- バンクローン・オープン/バンクローンの投資環境
ハイイールド債とバンクローンは投信による提案が一般的です。
CoCo債やTLAC債はベテラン社員でもよく理解していない人が多い債券ですが、タイミングによっては非常に魅力的な商品になるので、必ず習得しましょう。
これらを全て理解するだけでも相当なレベルになります。
為替関連の重要コンテンツ(新入社員向け)
為替の足元の環境や見通しを整理して説明する際に役立つコンテンツです。
外債の提案の際は最低限おさえておく内容です。
- 為替レートの予想・分析は実質金利差・購買力平価を活用
- 日銀はなぜ2%のインフレを目標とするのか?理由は円高トレンド是正と財政再建
- 円高抵抗力でリスクを軽減/米ドル10年債「5%・120円」と「2.5%・100円」はどちらが有利?
- ヘッジコストは金利差とベーシス(ドル需要)で決まる
- ドル円レート長期推移1971~(チャート・変動要因)
少なくとも実質金利、購買力平価、ヘッジコストは理解して自分のものにしましょう。
また、ドル円レートの歴史は覚えておくと役に立ちますので、繰り返しご覧ください。携帯電話などにブックマークしておくと、いつでも確認できて便利です。
株式・REIT・投信関連の重要コンテンツ(新入社員向け)
株式・REIT・投信を進める上で最低限押さえておきたいコンテンツです。
特に新人はミクロよりマクロ、大きな観点で株式市場を見れるようになるべきです。
時価総額がGDPに対してどれくらいの水準となっているかや、過去の米国株式市場の歴史などはコメントできるようにしておきましょう。
また、利回り商品として魅力的なREITの仕組みや投信の基本となるポイントも押さえておく必要があります。
- 全世界の株式時価総額と名目GDPの比較チャート(データ更新用)
- 米国株(S&P500)長期推移(チャート・変動要因) / 30%以上の暴落は過去8回
- 米大統領1期目は株価の大幅下落は起こりにくい【アノマリー発見】
- J-REIT・リサーチ・オープン/J-REITの投資環境
- J-REIT・私募REIT・私募ファンド・ブリッジファンドの違い
- 新光US-REITオープン(ゼウス)/米国リートの投資環境・最新の見通し
- 投信の一般的なメリットと隠れたメリット
- オプション取引についての分かりやすくて詳しい説明
税金関連の重要コンテンツ(新入社員向け)
富裕層・法人の税金関連で出てくる頻度が高いものを掲載します。
プレゼンできるレベルまでいかなくても、最低限、内容は分かるようにしておくと差別化できます。
一見、難しそうに見えるかもしれませんが、下記の内容はイメージよりも簡単だと思います。
税金関連の入口として頑張りましょう。