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1人当たりGDPランキングの推移(1990年・2000年・2010年・直近) / 日本の地位は低下傾向

投稿日:2018年1月21日 更新日:

1人当たりGDPランキング(1990年・2000年・2010年・直近)

国別1人当たりGDPのランキングです。

1990年、2000年、2010年、直近のデータを掲載しています。

それぞれ50位までのランキングに加えて主要新興国のデータも掲載しています。

1人当たりGDPは各国の成長レベルを表すことから、投資を行う上で非常に参考になります。

1人当たりGDPランキング1-25

1人当たりGDPランキング26-50

1人当たりGDPの基準(先進国・新興国)

1人当たりGDPがいくら以上だと先進国といった明確な基準はありません。

1万ドル以上で先進国としているケースもありますが、一般的な考え方としては、直近の水準で約3万ドル以上が先進国と言えます。(これはあくまで目安ですので韓国やスペインも経済的には先進国と考えられています)

1万ドル未満が新興国で1万ドル~3万ドルはその中間です。

また3000ドルを超えると自動車や家電などの普及率が急速に高まると言われています。

実際、1970年代の日本や2000年代の中国でこの現象が発生しました。

逆に考えると1人当たりGDPが3000ドル未満の時は、成長のポテンシャルは高いが経済の仕組みとしてはまだぜい弱な段階と言えます。

1人当たりGDPの注意点

まず1つめの注意点として、上位に人口が少ない小国が並んでいますがこの辺は参考程度に見ておく必要があります。

例えば、ルクセンブルグなどはタックスヘイブンであり、多くのファンドが籍を置きます。

その為、ファンド関連の業務を行う会計士や弁護士、金融機関の従業員の人数が多くなります。

人口が少ない中でこのような所得の高い人が多いことが1人当たりGDPを押し上げることになります。

2つめの注意点として1人当たりGDPは米ドル建てで表示されるので為替レートの影響で上下する場合があるということです。

例えば2010年と2016年のブラジルやメキシコを見ると1人当たりGDPが減少しています。

これはGDPがマイナス成長になったわけではなく、メキシコペソやブラジルレアルが米ドルに対して下落したことが原因です。

このように各国の経済成長とは関係なく為替レートの影響を受ける場合もあるので注意が必要です。

日本の場合は円高は1人当たりGDPの上昇要因で円安は低下要因となります。

各国の1人当たりGDPについての考察

米国の1人当たりGDPは順調に増加

米国は現在でも人口が増加しながら、1人当たりGDPも順調に増加しています。

1人当たりGDPは57,608ドルで国別ランキングは8位となっていますが、小国を除くと実質的には1位となります。

日本の地位は相対的に低下

2000年までは日本は1人当たりGDPで米国を上回る水準で小国を除くと実質的には世界第1位でした。

しかし現在では米国はもちろん、ドイツやイギリスにも抜かれてしまいました。

経済成長率が低いことに加え、1人当たりGDPは名目GDPによる表示であることから低いインフレ率も日本の地位が相対的に低下した要因となっています。

日本の1人当たりGDPの長期チャートやドル円レート・TOPIXとの比較チャートはこちらを参照してください:日本の1人当たりGDP推移と世界の1人当たりGDP

新興国から先進国の仲間入りをした韓国

韓国の1人当たりGDPは順調に増加しています。

よくあるケースとして1人当たりGDPが1万ドル前後までは順調に増加するが、そこから急に伸び悩むという「中所得国の罠」と言われる現象があります。

韓国はこの1万ドルの壁をスムーズに超えて先進国の仲間入りを果たしており、よく成功例として取り上げられることがあります。

現在ではブラジルやメキシコがこの壁をしっかりと超えられるかが注目されています。

人口は多いが1人当たりGDPが小さい国は将来の経済成長のドライバーとなりうる

上記表の下の方に掲載されているインドネシア、ナイジェリア、インド、パキスタン、バングラディッシュは現在でも総人口のランキングでは世界のトップ10に入っている国々です。

今後もこれらの国々は当面、人口が増加する見通しとなっています。

世界各国の人口推計はこちら:世界の人口推計(人口予測)

1人当たりGDPは最も高いインドネシアでも3000ドルをようやく超えたところです。

先進国になるまでには1人当たりGDPが10倍以上となり、元々多い人口がさらに増えることになりますので、これらの国々の成長が世界経済をけん引していくことになります。



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