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新興国株式市場(中国・インド・ブラジル・ロシア)の長期推移

投稿日:2017年8月31日 更新日:

こちらのページでは新興国株式(中国・インド・ブラジル・ロシア)の長期チャートを掲載しています。

また、各国株式市場の特徴なども箇条書きで掲載していますので参考にしてください。

中国株(本土市場・香港市場)の長期推移

中国株式市場は上海・深セン・香港に取引所があり、さらにA株・B株・H株・ハンセン・レッドチップなど様々な呼び名があります。

下記では「上海総合指数・深セン総合指数・H株・香港ハンセン指数」の長期チャートを掲載します。

上海総合指数

上海総合指数長期チャート

  • 上海市場のA株およびB株全体の動きを表す
  • 上海市場全銘柄からなる時価総額加重平均指数
  • A株は人民元建て、B株は米ドル建て

深セン総合指数

深セン総合指数長期チャート

  • 深セン市場のA株およびB株全体の動きを表す
  • 深セン市場全銘柄からなる時価総額加重平均指数
  • A株は人民元建て、B株は香港ドル建て

H株指数

H株指数長期チャート

香港ハンセン指数

ハンセン指数長期チャート

  • 香港市場(H株、レッドチップ、その他の地場及び外資企業)全体の主要50銘柄からなる時価総額加重平均指数
  • 通貨は香港ドルベース

上記、中国株3指数についてのポイント解説

  • 中国株式市場は大きく本土市場香港市場に分けられる
  • 1995年12月末~2019年10月末を比較した場合、本土株である上海総合指数と深セン総合指数はそれぞれ約5倍、約15倍と大きな上昇になっているのに対し、香港市場のH株指数と香港ハンセン指数は共に2.5倍〜3倍前後の上昇にとどまっている
  • 特に深セン市場のパフォーマンスが突出しているが、これは現在、中国本土で新規公開(IPO)をする際には上海市場と深セン市場の棲み分けがなされており、上海市場は大手企業、深セン市場はベンチャー企業となっている。
  • 特にリーマンショック後に深セン市場に多くのベンチャー企業が新規上場(IPO)しこれらの株価のパフォーマンスが良いことが大きく寄与している。
  • 上記チャートを見ても上海総合指数はリーマンショック前の高値から半値程度であるが、深セン総合指数はリーマンショック前の高値を大きく上回って推移していることが分かる
  • 上場企業数も深セン市場が上海市場を大きく上回る状況となっている
  • 上海市場や深セン市場の時価総額や銘柄数についてはこちらを参照してください:中国株式市場の仕組みを分かり易く解説 / 香港・上海・深セン / A株・B株・H株 / ハンセン・レッドチップなど
  • 中国の各株式市場は2007年10月~2008年12月頃まで大きく下落しており、2008年8月に北京オリンピックが開催されたが、株価の下支え効果は特になかった
  • 2014年7月から2015年6月にかけて中国株は大きく上昇した。上海総合指数は約1年間で2,000ポイントから5,100ポイントまで上昇した。これは中国の改革が加速するとの期待感や金融緩和の効果に加え、個人投資家のバブル的な投資行動も加わったことが要因。その後、証券当局から投機的投資の抑制策が出されたことをキッカケに大きく下落した。2015/6/12の高値5,178ポイントから2015/7/9には3,709ポイント、2016/1/28には2,655ポイントまで下落した。この一連の下落はチャイナショックと呼ばれている。
  • 2017年〜2019年は中国のマクロ景気や米中貿易戦争などに一喜一憂する展開で一定のレンジでの推移となった。

インド株の長期推移(S&P・BSEセンセックス指数)

インド株長期チャート

  • BSEはBombay Stock Exchange(ボンベイ証券取引所)の略である
  • ボンベイ証券取引所はアジアで最も古い証券取引所である
  • ボンベイという都市名は現在ムンバイとなっているが証券取引所はボンベイを使っている
  • よって少しややこしいが、S&P・BSEセンセックス指数はムンバイにあるインド最大の証券取引所であるボンベイ証券取引所に上場されている銘柄の中で流動性、取引規模、業種を代表する企業であるかなどに基づき選定された30銘柄で構成される時価総額加重平均指数である
  • 通貨はインドルピーベース
  • インドは資源国ではなく、消費する原油の大部分を輸入に頼っていることから、原油価格が上昇するとインフレ率が上昇、経常収支が赤字となり景気のマイナス要因となる。そのため、原油価格が急騰すると株価が下落する傾向がある。
  • 2003年〜2007年はBRICsをはじめとする新興国株式ブームで株価は大きく上昇した。
  • 2014年5月に誕生したモディ政権による様々な構造改革・規制緩和の効果で株価は再び大きく上昇した。
  • 2019年5月、総選挙で勝利したことでモディ政権は2期目に入った。

ブラジル株式の長期推移(ボベスパ指数)

ブラジルボベスパ指数長期チャート

  • サンパウロ証券取引所に上場される銘柄の中から流動性の高い銘柄で構成される時価総額加重平均指数
  • 他の株価指数と異なり、配当込指数(トータルリターン指数)となっている点は注意が必要である
  • 通貨はブラジルレアルベース
  • 2003年〜2007年は他の新興国と同様に大きく上昇した。
  • 2015年頃は資源価格の下落、政局不安、GDPマイナス成長の影響もあり株価は低迷していた。
  • 2016年以降、上記の懸念事項が少しずつ改善したことや企業業績が回復したこと、さらに既に株価が大きく調整していたことで株価は大きく上昇した。(上記指数はトータルリターンベースのため、見た目より株価は調整していたことになる)

ロシア株式の長期推移(RTS指数)

ロシア株式長期チャート

  • モスクワ取引所上場の大型成長株のうち流動性が最も高い50銘柄からなる時価総額加重平均指数
  • 当指数は米ドルベースとなっているためロシアルーブル安は指数の下落要因となる。リーマンショック後や2015年頃の原油安によるロシアルーブル安局面では指数の下落要因となっている。
  • ロシア株式は原油価格や地政学的問題に影響を受けることが多い。
  • リーマンショック後に一度リバウンドした後、2010年〜2015年は大きく下落している。これは原油価格の大幅な下落(1バレル=100超→25ドル前後まで下落)とウクライナ問題が同時期に発生したことが主な要因である。

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