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豪ドル・米ドルの実質金利差とドル/豪ドルレート長期推移(データ更新用)

投稿日:2018年12月9日 更新日:

「ドル/豪ドルレート」と「豪ドルと米ドルの実質金利差(豪-米)」は高い相関性があるため、豪ドル相場を予想する上で実質金利差を確認することは非常に有益です。

「ドル/豪ドルレート」と「豪ドルと米ドルの実質金利差(豪-米)」の高い相関性についての詳しい解説は「豪ドルの予想で重要なのは金利差ではなく実質金利差」をご覧ください。

こちらのページではデータ更新用として「ドル/豪ドルレート」と「豪ドルと米ドルの実質金利差(豪-米)」の長期チャートを掲載します。

名目金利は政策金利を使用、インフレ率はCPI対前年比を使用しています。

「実質金利=名目金利一インフレ率」ですのでここでは「実質金利=政策金利一CPI対前年比」となります。

「ドル/豪ドルレート」と「豪ドル・米ドルの実質金利差(豪-米)」の長期チャート

まず、豪ドルの実質金利、米ドルの実質金利、実質金利差(豪-米)のチャートを掲載します。

豪ドル・米ドル実質金利チャート

多くの期間で豪ドル実質金利が米ドル実質金利より高くなっています。

シルバーの棒グラフは豪ドルと米ドルの実質金利差(豪一米)を表しています。

2000年前後のように棒グラフが下向きに出ている時は豪ドルの実質金利が米ドルの実質金利より低くなっていることを表します。

次に実質金利差(豪一米)とドル/豪ドルレートのチャートです。

豪ドル・米ドル実質金利差とドル/豪ドルレート

かなり高い相関性が確認できます。

1豪ドル=0.5ドル前後まで豪ドルが下落した2000年~2001年頃は「豪ドル実質金利一米ドル実質金利」が-3%前後まで低下しています。

2018年は米国と豪州の政策金利が逆転し、名目金利差が2000年頃と同様にマイナス圈で推移していますが、実質金利差では当時ほどの大きなマイナスにはなっていません。

これが、2018年のドル/豪ドルレートの水準が2000年頃の水準まで下落していない理由と言えます。

ちなみに2000年頃の豪ドル安はインフレ率と比べて相対的に金利が低かったことが要因と考えられます。

2000年頃は資源価格の上昇もあり、世界的にインフレ率が高まっていました。

その中でオーストラリアはシドニーオリンピック(2000年9月)特需の反動を恐れて利上げのペースがインフレ率の上昇に対して少し足りなかったと考えられます。

逆に米国はインフレ率に対して金利を高めに誘導したことも豪ドル安が進んだこと要因となりました。

「ドル/豪ドルレート」と「豪ドル・米ドルの名目金利差(豪-米)」【参考】

参考として豪ドルの名目金利、米ドルの名目金利、名目金利差(豪一米)、ドル/豪ドルレートのチャートも掲載します。

豪ドル・米ドル名目金利チャート

豪ドルが大きく下落した2000年~2001年をみると名目金利差ではそれ程大きなマイナスとはなっていません。

名目金利差では2018年の方がマイナスが大きくなっています。

次に名目金利差(豪一米)とドル/豪ドルレートのチャートです。

豪ドル・米ドルの名目金利差とドル/豪ドルレート

上記の実質金利差と比較すると、名目金利差とドル/豪ドルレートはやや乖離があります。

名目金利差では2000年~2001年より2018年の方がマイナスが大きくなっていますが、ドル/豪ドルレートでみると2018年は2000年~2001年ほど下落していません。(実質金利差みると2000年~2001年のマイナスは大きくなっています。上記参照。)

やはり、ドル/豪ドルレートの分析は実質金利差の方が良いようです。



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