ファイナンシャルスター

ハイレベル金融サイト(投信・債券・REIT・税制など)Copyright©2016 financial star

お役立ちデータ(経済指標・人口)

中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は国家と民間で2種類存在する

投稿日:

国が公表するPMIと民間が公表するPMI

製造業購買担当者景気指数(PMI)は当面の景気を予想する上で非常に重要な指標となります。

中国では2つの製造業購買担当者景気指数(PMI)が公表されています。

1つ目が中国政府が調査・公表する「国家統計局中国製造業購買担当者景気指数(国家統計局PMI)」です。

もう1つが民間のマークイット社が調査し、中国メディア大手の財新(Caixin)がスポンサーとなって公表している「財新マークイット中国製造業購買担当者景気指数(財新マークイットPMI)」です。

2015年7月まではHSBCがスポンサーとなっており、「HSBC製造業購買担当者景気指数(HSBC中国PMI)」と呼ばれていました。

データが取得できた2012年4月以降の「国家統計局PMI」と「財新マークイットPMI」の推移はこちらになります。

2つの中国PMI

国家統計局PMIと財新マークイットPMIを比較すると国家統計局PMIの方が高めの数値が出る傾向があります。

特に顕著なのが財新マークイットPMIが50を下回る局面でも国家統計局PMIはギリギリ50を維持するパターンが多くなっています。

マーケットでは恣意的に操作されやすい国家統計局PMIより民間の財新マークイットPMIの方が信頼性が高いと言われることが多くなっています。

中国のPMIと株価の推移

中国のPMIが株式投資の指標として有効であるか確認します。

見やすくするために国家統計局PMIと財新マークイットPMIを分けてチャートを作成しています。

まず国家統計局PMIと上海総合指数の比較チャートです。

国家統計局PMIと上海総合指数

上記でも触れましたが、国家統計局PMIは50を下回ることがあまりありません。

逆説的に考えると国家統計局PMIが50を下回る場合は注意が必要と言えそうです。

次に財新マークイットPMIと上海総合指数の比較チャートです。

財新PMIと上海総合指数

完全にリンクしている訳ではありませんが、財新マークイットPMIが50を上回っているか場合は株式のパフォーマンスが良く、50を下回っている場合は株式のパフォーマンスが悪くなっています

さらに財新マークイットPMIは株式に対して若干の先行性も確認できますので、中国株投資を行う際には確認しておいた方が良いと考えられます。



-お役立ちデータ(経済指標・人口)
-