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人民元為替レート(円/人民元、人民元/ドル)長期推移(チャート・変動要因)

投稿日:2017年5月28日 更新日:

人民元(CNY)レート長期推移

円/人民元チャート長期

人民元/ドルチャート長期

  • 人民元は多くの主要国通貨と異なり、中国政府及び中国人民銀行がコントロールしている規制通貨であり、対米ドルで極端に大きな変動にはなりにくい特徴を持つ
  • 2005年7月の1ドル=8.28元から最も人民元が上昇した2014年1月の1ドル=6.05元の上昇幅でも約30%程度である
  • よって円/人民元の変動の大半は円/ドルの推移によるものである(人民元が米ドルにペッグされている期間の円/人民元レートは円/ドルレートと完全にリンクすることになる)

人民元(CNY)レート推移と変動要因(2000年代)

円/人民元チャート2000年代

人民元/ドルチャート2000年代

  • 2005年までは1ドル=8.28元で事実上の固定相場制を採用(表向きは管理フロート制となっていたが、事実上米ドルにペッグされていた)
  • 2005年7月21日、管理フロート制に移行、日々の公表レートから1日最大上下0.3%の変動幅を許容。同時に2.1%の切り上げ(1ドル=8.28元を8.11元に切り上げ)をおこなった
  • 正確には「通貨バスケットを参考に人民元レートを決定する管理フロート制」と言われるもので、毎日、人民銀行が基準レートを公表し、その基準レートから±0.3%の変動となった
  • 人民元が参照している通貨バスケットは具体的に公表されていない(2015年に公表を開始した「CFETS人民元為替レート指数」という通貨バスケットがあるがこれとは厳密には異なると言われている)
  • 2007年5月21日、変動幅を上下0.5%に拡大
  • 管理フロート制移行直前の2005年6月末の1ドル=8.28元から2008年7月末には1ドル=6.83元まで上昇した
  • ただし、この間の上昇幅は約17%程度とそれほど大きくなく、年率では約5%の切り上げ幅にとどまった。
  • リーマンショックが発生した2008年9月から2010年6月までの間、人民元高による景気悪化を防ぐため、中国当局の人民元売り介入により実質的に1ドル=6.83元に固定された

人民元(CNY)レート推移と変動要因(2010年代)

円/人民元チャート2010年代

人民元/ドルチャート2010年代

  • 2010年6月21日、リーマンショック以降続いた実質的なドルペッグ制を終了し、再び管理フロート制となった
  • その後、2013年末の1ドル=6.05元まで上昇した
  • この間、欧州ソブリン危機等の混乱を受け、2011年11月30日から2011年12月13日にかけて人民元は10日連続ストップ安となった。それでも人民元レートは2011年11月29日の1ドル= 6.3701元から2011年12月13日の1ドル= 6.3695元とわずかながら上昇した。これは人民元売り圧力が強いことを把握した中国人民銀行が日々の基準値を前日比で0.5%高く設定したため、0.5%安のストップ安となっても前日比ではマイナスとならなかった。これは人民元がコントロールされいることを端的に表す事例である。
  • 2012年4月16日、変動幅を上下1.0%に拡大
  • 2014年3月17日、変動幅を上下2.0%に拡大
  • 2014年以降、対米ドルで下落基調となっている
  • 上記のとおり実質的にコントロールされているので、明確な理由を挙げるのは難しいが、中国の経済成長率が鈍化してきたこと(景気対策)と中国国外への資本流出が増えていることが人民元の下落トレンドの理由と考えられる

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