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ドル建てで米国株、米国リート、米ドル債の運用がベスト / 日本株より儲かる可能性が高い

投稿日:2016年12月31日 更新日:

日本株が上昇する時に米国株が下落する確率は低い(その反対はよくある)

中長期的に見た場合、日本株が上昇して米国株や米国リートが下落するということは通常考えにくいと思われます。

日本が高度成長期の時は別でしたが現在は米国株が上昇している時に日本株が上昇するケースが一般的です。

米国企業(特にグローバル企業)の決算が少しでも悪くなり始めると、すぐに為替(ドル高)の責任にされドル円レートが円高になるように口先介入などが行われます。

リーマンショックの後などはFRBが他国に先んじて大規模な量的緩和を行い、ドルが大幅に安くなったことが、その後の米国経済回復に大きく寄与しました。

これは実際に国家レベルで米国が日本にけん制しているのかどうかは定かではありませんが、米国の環境が悪化すると円高になりやすいのは事実です。

少なくともバブル崩壊以降、日本株が上昇している時に米国株が下落していたことはありません。(その逆はたくさんあります)

  • 日本株が上昇している時はほぼ必ず米国株も上昇しています。
  • 米国株が下落するときはほぼ必ず日本株も下落しています。
  • 米国株が上昇しているのに日本株が上昇していないことはそれなりに多くあります

これらの事実から言えることは、日本株で投資するより米国株や米国リートのような米国資産で運用する方がリターンは良さそうということです

さらに米国は個人の保有する株式や投信の割合が日本の個人と比較して大幅に上回っており、株価が下落すると経済に与えるインパクトも大きいことから、米国政府やFRBはかなり株式市場を意識した政策を取ることも、株価が右肩上がりで上昇する理由と言えます。

<参考ページ:家計の金融資産構成(日本・米国・ユーロ圏)

ドル建て商品で運用すべき(ヘッジありorヘッジなし)

しかし、米国資産で運用しようとするとどうしても為替リスクが存在します。

為替予約でヘッジすることも可能ですが、ヘッジコストがかかります。

米国の金利水準が低くヘッジコストがそれほどかからない時であれば良いと思いますが、金利差が開くとコストが大きくなりせっかくのリターンをかなり減少させてしまいます。

そこで1つのアイデアとしてですが、ドル円レートは基本的には100円~120円のレンジと割り切って、とりあえずドルを調達してドルベースで増やしていくことに集中するも良いと思います。

まれにレンジを外れて円高、円安になっても基本的には100円~120円のレンジに戻ってくると割り切ることが重要です。

過去の経験から通常、お客様もほぼこの意見に賛同していただけます

ドルベースで増やすことで円高リスクもどんどん吸収できますのでドル建て運用に集中しましょう。

経済的には米ドル資産を円建ての投信などで保有しても同じパフォーマンスになるのですが、円表示だと為替の変動によってドル建てでどれくらい増えているのかがいまいち分かりにくなります。

また円高時は、マイナスになっていることがクローズアップされてしまいますので、ドル資産はドル建てで運用する方がお客様も気分よく運用できます。

投資(提案)するドル建て商品

米国株・米国リートの個別株・海外ETF・外国籍投信米ドル債ドル建て仕組債(仕組み預金)ドル建て個人年金保険が投資対象となります。

しかし証券会社ではほぼ全て取り扱いがありますが、銀行などの場合は個別株、海外ETF、外国籍投信、米ドル債などは取り扱いができないケースが多く、ドル建て仕組み預金かドル建て個人年金保険が提案のメインとなります。

米国株・米国リート

個別株、海外ETF、外国籍投信のいずれかに投資することになります。

外国籍投信は販売会社によってはほとんどない会社もあると思いますので、その際は個別株や海外ETFでの提案となります。

海外ETFは幅広い商品ラインナップが揃っています。

<海外ETFのランナップについてはこちらを参照してください:低コスト運用商品(ETF等) vs 営業担当者の付加価値

米ドル債

一般的な証券会社であればドル建ての債券は幅広いラインナップが揃っていると思います。

金利環境やクレジット環境に合わせて、「期間の長い債券 or 短い債券」「格付けの高い債券 or 低い債券」を吟味して提案しましょう。

ドル建ての仕組債、仕組み預金

為替や株式のオプションを利用した仕組債(仕組み預金)も提案候補の商品となります。

ただし、仕組債(仕組み預金)は基本的にオプションの売りのポジションとなり、利益限定・損失無限大の商品なので、対象となる資産が相当割安な時に限定すべきと考えます。

ドル建て個人年金保険

経済効果は米ドル債とほぼ同じです。固定金利で手堅くドルを増やす商品です。ただし期間は長めのものが多いため米国の金利水準が高い時に購入(提案)するのがおすすめです。

長期債と同様と考えておけばよろしいかと思います。

その他(ドル建て日経平均、ドル建て欧州株等)

このページのタイトルにあるように通常は、米国株や米国リートで運用した方が日本株で運用するよりも相対的なパフォーマンスが良くなると思われます。

しかし、日本株式が大きく下落し割安な状態であればリバウンドを狙うことも戦略として考えられます。

その際は、ドル建てで日本株や欧州株などに投資するETFがありますのでそちらを使うと便利です。

ドル建て日経平均などの詳細についてはこちらを参照してください

営業担当者の付加価値をプラスしてドル建て運用を提案する

他のページで解説していますが、ドルの安定運用で投資家の為替コストのみを考えた場合、最強の投資対象はFXレバレッジ1倍です。

<参考ページ:FXレバレッジ1倍は最高の外貨運用手段

ただし上記にも掲載したように米ドルの安定運用といってもマーケット環境によって、「期間の長い債券 or 短い債券」、「格付けの高い債券 or 低い債券」のように高い知識を使って判断しなければいけないことが多くあります

FXレバレッジ1倍は基本的に短期金利での運用となるので、米ドル金利が短期も長期も低い時はこれで良いと思いますが金利が上がってきた場合、必ずしもベストとは言えません。

また、全て債券でなく米国株や米国リートにも分散して投資する方が中長期的にはリターンが高くなる可能性が高いと考えられます

保守的なお客様には固定金利商品(ドル債・ドル建て個人年金)に米国株・米国リートを組み合わせてドル元本保証型のポートフォリオを提案することも可能です。

(例)100万ドルのドル元本保証型運用

「ドル債・ドル建て個人年金:10年・4%」で75万ドル運用→10年後に105万ドル

「米国株・米国リートで」25万ドル運用→?

ドル債・ドル建て個人年金(10年・4%)で投資元本の100万ドル以上を確保できますので、残りの25万ドルでリスクを取ることが可能となります。

要は金利部分を先取りして株やリートに投資する手法です。

これであれば気持ち的にも安心感がありますので、比較的大きな資金を取り込むことが可能です。

これはあくまで一例ですが、この辺のアレンジや金利環境に合わせた提案が他社や他の営業マンとの差別化になると思いますのでよく考えて準備しておく必要があります。

最後になりますが、ある程度の富裕層であれば米ドルをある程度保有することはリスクヘッジの観点からも必要だと思われますので、是非、ドル建て運用の提案をしてみてください。

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