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主要国の人ロボーナスを分析する

投稿日:2017年11月23日 更新日:

人ロボーナス期の定義は大きく2つ

人ロボーナスとは総人口に占める働き手の割合が大きいことで経済成長がしやすくなる環境のことを表します。

具体的には「15歳~64歳の生産年齢人口」と「0歳~14歳、65歳以上の従属人口(子供や高齢者)」のデータから計算されます。

人ロボーナス期の定義は大きく下記の2つに分けられます。

①人ロボーナス指数と呼ばれる「生産年齢人口(15歳~65歳)を従属人口(年少者や高齢者など)で割った指数」が200を超えている期間

つまり生産年齢人口(15歳~65歳)が従属人口(年少者や高齢者など)の2倍の人がいる期間です。

人ロボーナス指数=生産年齢人口/従属人口×100>200

②人ロボーナス指数が増加している期間

他にも細かい定義のものがありますが、このどちらかが使われているケースが多いようです。

①の【人ロボーナス指数と呼ばれる「生産年齢人口(15歳~65歳)を従属人口(年少者や高齢者など)で割った指数」が200を超えている期間】を使うケースも多いようですが、この場合ですと例えば230から低下して205になった場合、どちらも人ロボーナス期ということになります。

経済成長を考える場合は対前年比の変化率が重要となることから、ここでは上記の①より②の人ロボーナス指数が増加している期間を人ロボーナス期として進めていきます。

主要国の人ロボーナス指数の推移

人口ボーナス指数がピークに達する時期を1990年頃、2010年頃、2025年頃、2050年頃の4つのグループに分けて掲載します。

人ロボーナス指数が1990年頃にピーク

人口ボーナス指数1990年ピーク

イメージ通りですが、日本とドイツは1990年前後に人ロボーナス指数がピークとなっています。

人ロボーナス指数が2010年頃にピーク

人口ボーナス指数2010年ピーク

中国とロシアは2010年頃まで人ロボーナス指数が大きく上昇した後に下落トレンドに入っているのに対して、米国と英国は1980年から2010年まで長い間、人ロボーナス指数が200前後で横ばいとなった後、下落トレンドに入っています。

人ロボーナス指数が2025年頃にピーク

人口ボーナス指数2025年ピーク

ブラジル、マレーシア、インドネシアは2025年頃に人ロボーナス指数がピークとなります。

人ロボーナス指数が2050年頃にピーク

人口ボーナス指数2050年ピーク

フィリピン、インドは2050年頃まで人ロボーナス指数が上昇を続けます。

人ロボーナスからグローバル経済を考える

上記の通り、先進国は人ロボーナス指数のピークを過ぎ下落トレンドとなっていますが、新興国がその代わりとして登場します。

2025年頃まではブラジルやインドネシアといった総人口が多い国で人ロボーナス指数が良い形になります。

人ロボーナス指数が上昇しかつ200を超える状況が続きます。

2025年以降、ブラジルやインドネシアがピークを付けた後にインドやフィリピンが登場する形となります。

特にその頃のインドは総人口でも中国を抜き世界一となっているはずですのでグローバル経済への貢献が期待されます。

更にその先はアフリカの国々が人ロボーナス期に突入することが予想されます。

2050年の人ロランキングではアフリカの国々が上位に多く入っています。

世界の人口推計についてはこちら:世界の人口推計(人口予測)

このように人ロボーナスという観点から見ると世界経済は当面、成長できるポテンシャルはあると考えられます。

また、上記の人ロボーナス指数の推移は大きく外れることもないと思われ、株式の投資対象国や銘柄を考える上でも非常に参考になりますので覚えておいてください。

※主要国の人ロピラミッドについてはこちらを参照してください:主要国の人口ピラミッド 2015年・2050年比較

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