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為替スーパーボール債(為替ジャンプアップ債)

投稿日:2017年10月17日 更新日:

債券タイプ

  • 仕組債

通貨

  • 米ドル

対象アセット(インデックス)

  • ドル円為替レート

条件

  • 通貨:米ドル
  • 期間:3年
  • 利率:0.5%
  • スポットレート:110円/ドル
  • 償還時の円/ドルレートが110円~130円の場合:1ドル=130円で円転
  • 償還時の円/ドルレートが110円より円高 or 130円より円安の場合:米ドルで償還

3年後に現在のドル円為替レートである1ドル=110円/ドルより少しでも円安になっていれば1ドル=130円で円転できるスキームとなっている。

3年後のドル円レートが1ドル= 130円/ドルよりも円安になった場合は米ドルで償還されるため、それを円転することで円安メリットはそのまま享受することができる。

スーパーボール(為替ジャンプアップ債)組成フロー

良い点(セールストーク)

含み損のある外貨を保有している投資家にニーズあり

  • 本スキームに最もニーズがある投資家は円安時に米ドルを購入して一定の為替含み損があり、なるべく早期の含み損解消を望んでいる投資家である。
  • 同時に大きく円安にはならないがどちらかと言えば円安基調を予想していれば、よりニーズが合致する。
  • 例えば現在のドル円レートが1ドル=110円で、過去の円安局面で1ドル=125円で米ドルを購入した投資家に上記の条件で提案するようなイメージである。
  • 当面、1ドル=125円まではいかないと考えているが、緩やかな円安基調を想定しており、早く為替含み損の解消を望んでいるような投資家である。
  • 3年後に現在より少しでも円安になっていれば1ドル=130円で円転されるため為替の含み損が解消され、逆にキャピタルゲインを得ることができる。

悪い点(リスク)

円高時は利回りが低下

  • 円高になった場合、そのまま米ドルで償還されるため為替に関するロスは発生しないが、国債や社債で運用する場合より期中のクーポンが低いため、米ドル建ての運用利回りは低下することになる
  • また、上記の例で1ドル=130円/ドルより円安になった場合も、米ドルで償還されることで円安メリットは享受できるが、国債や社債で運用する場合より期中のクーポンが低いことによる利回り低下は円高時と同様に発生する

途中売却時は損失が発生(流動性リスク)

  • 原則として途中売却はできない
  • 売却すると大きな損失となる可能性が高い

ブラジルレアル・トルコリラなど高金利通貨での組成も可能

  • 米ドル以外の多くの通貨で組成が可能ブラジルレアルやトルコリラなどの高金利通貨でも可能
  • ただし高金利通貨の場合は金利を大きく放棄するかわりに、為替レートのジャンプアップを大きくするパターンが一般的だが、この場合、円高になった場合にリスクが大きくなる
  • また、高金利通貨の場合は放棄するクーポンを大きくし、償還時の参照為替レートを円高水準に設定することで現在のスポットレートより少し円高になっても、大きく円安水準で円転できるスキームも可能
  • 上記の米ドルのスキームを例にすると「3年後に1ドル=110円より円安」ではなく、「1ドル=105年より円安」であれば1ドル= 130円で円転できるスキーム

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