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南アフリカランドの特徴(新興国通貨+資源国通貨)

投稿日:2018年2月28日 更新日:

南アフリカランドは「新興国通貨+資源国通貨」

例えば原油価格にリンクしているロシアルーブルや、新興国通貨でありながら非資源国通貨であるインドルピーのような分かりやすい特徴がないのが南アフリカランドです。

南アフリカランドは新興国通貨であり資源国通貨でもあるのでイメージとしてはブラジルレアルに似ていると言えます。

下記は南アフリカランドとブラジルレアルの比較チャートです。

南アフリカランドとブラジルレアルチャート

南アフリカランドとブラジルレアルはかなり相関性が高いことが見て取れます。

新興国通貨としての南アフリカランド

新興国通貨としての特性は下記の通りです。

  • 経常収支・財政収支が赤字になりやすい
  • インフレ率や金利が先進国より高い
  • 経済成長率が先進国より高い
  • 政局が不安定
  • 格付けが先進国より低い
  • 通貨のポラティリティが高い

これらの特性から世界的な景気悪化や金融危機などのショック時は大きく値下がりしやすくなっています。

ITバブルが崩壊して世界的に不況となった2001年末やリーマンショック後の2008年末は南アフリカランドは大きく下落しています。

資源国通貨としての南アフリカランド

資源国としての特性から、資源価格が下落すると通貨は下落しやすくなります。

南アフリカは産油国ではありませんが、プラチナ(白金)、金、鉄鉱石、石炭の生産量は世界でもトップクラスであり、資源国通貨ということができます。

実際、これまで南アフリカランドが大きく下落したタイミングは資源価格が下落したタイミングと重なっています。

南アフリカランドとCRB指数

産油国でないため比較チャートは原油価格ではなくCRB指数を使って南アフリカランドと比べています。

南アフリカランドの特徴のまとめ

南アフリカランドは新興国通貨としての側面と資源国通貨としての側面を併せ持っています。

よって景気悪化や金融不安の時や、資源価格が下落した時は通貨が下落しやすくなります。

ただし、金利は高めで政策金利は最も低い時でも5%以上となっていますので中長期的に保有すれば、ある程度の通貨安はカバーできます。

南アフリカの政策金利とインフレ率はこちら:金利とインフレ率推移(チャート・変動要因)【②資源国】



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