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名目GDPランキングの推移(2000年・2010年・2018年)

2018年5月31日

こちらのページでは世界の名目GDPランキングの変遷(2000年→2010年→直近)を掲載しています。

言い換えると経済大国ランキングの変化です。

世界の移り変わりがよく分かりますのでご覧ください。

まず最初に名目GDPについての簡単な解説です。(2パターンに分解しています)

名目GDPが意味するもの

名目GDPは経済規模を表します。

よって国別の名目GDPランキングはグローバル経済に与える影響度のランキングということもできます。

また、名目GDPの変化は実質GDP成長率(%)インフレ率(%)で表されます。

さらに、名目GDP(ドル)を分解すると「1人当たりGDP(ドル)」×「人口(人)」と表現することができます。

よって、名目GDPの変化を分析する際はこの4つに注目すれば良いということになります。

  • 実質GDP成長率(経済成長率)
  • インフレ率
  • 1人当たりGDP(生産性)
  • 人口

上記、2つの分解の仕方は必ず覚えておいてください。様々な分析をする際に役立ちます。

名目GDPランキング(2000年・2010年・2018年)

名目GDP上位50ヶ国の推移(2000年・2010年・2018年)を掲載します。

名目GDPランキング

名目GDPランキング26位~50位

※出所:IMF World Economic Outlook

上記の名目GDPは米ドル建てで表示されているため、当該国の通貨が上昇するとGDPの増加要因となり、通貨が下落するとGDPの減少要因となります。

よって日本の場合、米ドル建てのGDPは円高により増加し、円安により減少します。

米国は1位をキープしながら名目GDPが着実に増加しているの分かります。

米国は移民制度などの効果によって人口が着実に増加している中、生産性(1人当たりGDP)も上昇しています。つまり人口・生産性の両輪で経済が拡大しています。

さらには適度なインフレも名目GDPの拡大に貢献しています。

日本は2010年は円高の影響でドル建ての名目GDPは増加していますが、円建てでは2000年527兆円、2010年500兆円、2018年549兆円となります。

2000年→2010年はデフレと2度の景気悪化(ITバブル崩壊、リーマンショック)の影響でマイナス成長となっています。

また、日本の場合はインフレ率が長期的に低く推移していたことも名目GDPの拡大が緩やかな要因となっています。

一昔前は「世界第2位の経済大国」と呼ばれる期間が長く続きましたが、2010年に中国に抜かれ、「世界第3位の経済大国」になっています。ユーロ圏もカウントすると4位となります。

ユーロ圈の名目GDPの伸びが大きいのはユーロ加盟国が増加したことも影響しています。

2000年は11ヶ国でしたが、2010年は16ヶ国、2018年時点では19ヶ国となっています。
(ここでのユーロ圏はEUに加盟しているユーロ導入国を意味します。ユーロ圏の概念については「ユーロヘの投資について考える」をご覧ください)

ユーロ圏の中ではドイツの躍進が目立ちます。2000年の名目GDPは日本の約40%の水準でしたが、2018年には約80%の水準まで肉薄しています。

上位では中国の伸びが著しく、ランキングは2000年の6位から2010年には2位となっています。

2010年に日本を抜き世界第2位となりましたが、その後も名目GDPは拡大し続け、2018年時点で日本の2.7倍となっています。

名目GDPの規模は2000年の約1.2兆ドルから2018年には13.4兆ドルと約11倍となり、ユーロ圏と同じ規模まで拡大しています。

現在の予想では2030年までに中国が米国を抜き、名目GDPで世界1位となる見通しです。

中国の人口は米国の4倍以上である事から、生産性(1人当たりGDP)の伸びが多少スローダウンしても、名目GDPで米国を超えることは間違いないと思われます。

※米国が中国を執拗に牽制するのは世界一の経済大国の地位を奪われることが大きいと思われます。

同様にインドも大きく躍進し、2000年の13位から2018年には7位まで上昇しています。

この間の名目GDPは0.47兆ドルから2.7兆ドルヘと5倍以上拡大しています。

人口増加と1人当たりGDP上昇の両面が名目GDPの増加に貢献しています。

インドは人口が多く、1人当たりGDPの水準が低いことから今後、名目GDPが拡大する余地は大きくなっています。

その他の新興国ではブラジル・ロシアが上位に位置しています。

やはりBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)は新興国の中心といえそうです。

下位ではナイジェリアが2000年の47位・680億ドルから2018年には31位・3,970億ドルヘと大きく上昇しており、南アフリカ(34位)を抜いてアフリカ最大の経済圏となっています。

ナイジェリアは人口が多く、人ロランキングでは世界7位です。

今後も人口は増加する見通しで2050年には米国を抜き、インド・中国に次いで世界第3位の人口となる見通しです。

ナイジェリアも1人当たりGDPの水準は低いため、インド同様に名目GDPの拡大余地が大きい国といえます。

最後に、世界の名目GDP合計は世界の経済規模の大きさを表現しますので、世界の株式時価総額合計と比べることで現在の株価水準が割安か割高かを分析するツールとして活用できます。

非常に使えるデータですので是非、ご活用下さい。



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