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円高で儲かる商品(ブルベアファンド、ETF、FX等)

投稿日:2017年1月20日 更新日:

円高で儲かる商品は貴重な存在

基本的に日本人が投資する一般的な資産クラスは多くの場合、間接的なものも含めて為替リスクを負っているケースが多くなります。

よって円高で儲かる商品、円高ヘッジに使える商品は貴重な存在であり、常に頭の中に認識しておく必要があります。

考えられる範囲でできる限り候補となる商品を下記に掲載します。

円高で儲かる投資信託

米ドルのベアファンドで、それぞれレバレッジがかかっています。

米ドルのベアファンドには2つの注意点があります。

1つ目の注意点は、例えば3.5倍のレバレッジがかかっている場合は「日々の基準価額の値動きが円から見た米国ドルの日々の値動きの概ね3.5倍程度反対」といった表記となっており、2日以上離れた日では完全に3.5倍にはならない点です。

これはレバレッジがかかっているブルベアファンドすべてに共通する注意点となります。横にジグザグに動くとパフォーマンスは低下します。

ブルベアファンドの注意点についてはこちらを参照してください:

2つ目の注意点は、米国金利が日本の金利より高い場合は「金利差×レバレッジ倍率」分がマイナスに作用する点(ネガティブキャリー)も注意が必要です。

これは日本よりも高い金利水準の通貨や債券に投資するベアファドすべてに共通する注意点です。

円高で直接利益を狙う商品としては一般的で商品も複数存在します。

米ドルベアファンドの商品例

野村米ドル円3.5倍ブル・ベアファンド / 米ドル円3.5倍ベア(円高トレンド)

  • 3.5倍の米ドルベアファンドです。

野村ブル・ベアセレクト6(円高ドル安トレント6)

  • 2倍の米ドルベアファンドです

ダイワ・ブルベア・セレクト円高ドル安ポートフォリオ

  • 2倍の米ドルベアファンドです

円高で儲かるETF

海外ETFでパワーシェアーズ・DB・米ドル指数ベアリッシュ・ファンド(UDN)というETFがあります。

ユーロ、円、英ポンド、カナダドル、スウェーデン・クローナ、スイスフランに対する米ドルの指数先物(USDX)と反対の値動きに連動するETFで、ETF価格の上昇は米ドル安を表します。

イメージとしてはドル指数(ドルインデックス)のベアファンドです。

7通貨に対するドル安で利益が上がる形であり、厳密に円高ドル安で儲かるわけではありませんが、概ね円高ドル安ヘッジには使えると考えられます。

ただしこのETFは日本での登録がされておらず、現在は国内で購入できません。

米ドル債ETF(国内ETF)の空売り(ショートポジション)

理論的には東証上場の米ドル債券に投資する国内ETFの空売りでも円高で利益を上げることができます。

いくつか候補がありますが、相対的に最も適していると思われるのは、iシェアーズ米国債ETF(米7-10年国債) (1363)です。

ある程度デュレーションが長いので金利による変動リスクはありますが、概ねドル円の動きに連動するものと思われます。

よってこれを空売りすれば円高時に利益を上げることができます。

ただし、流動性がそれほど高くない点と逆日歩によりコスト増となる可能性がある点は注意が必要です。

コストや利便性ではFXで米ドル売り・円買いポジションが最強

FXであれば1倍のドルショートも可能です。

取引コストも極めて安く、レバレッジも投資家自身で決められる点で利便性はNo1といえます。

もちろん、「金利差×レバレッジ倍率」分がマイナスに作用する点(ネガティブキャリー)は同様に影響を受けます。

FXに関するポイントはこちらを参照してください

逆にFXは高いレバレッジも可能となります。

FX単体での高レバレッジ取引はリスクが高く、お勧めできる取引ではありませんが、例えば、証券会社等で運用している資産が米ドル資産が多く、短期的に円高に振れそうで、そのヘッジをしたい場合などには活用できます

活用例として極端な例を挙げると、証券会社で100万ドル(@110円/ドル、1.1億円)の外債運用をしている場合に、FXで10万ドル(1100万円)を証拠金として10倍のドル売り円買いポジションをとれば、外債の為替リスクをフルヘッジすることができます

もちろん追証のリスクがあるので極端に高いレバレッジは避けるべきですが、このように少ない資金で円高リスクをヘッジすることが可能です。

米ドルと逆相関の金(GOLD)に投資

昔から金は米ドルと逆相関になると言われています。

ドルが強くなると金が安くなり、ドルが弱くなると金が高くなるということです

過去のデータでは逆相関になる時とそうでない時がありますが、かなりの確率で金は米ドルの反対の動きをしています。

下記に2016/1/3~2017/1/18の金とドル円レートのチャートを掲載していますが、きれいに逆相関となっています。

これを見ると円高の時に金(GOLD)を買えば利益を得られると思ってしまいそうですが、実際はそんなに簡単ではありません

チャートの金はドル建ての価格になっていますので、金を買ってその後円高になると、金の価格(ドルベース)自体は上昇しますが、円ベースでは円高の影響を受けてしまいます

よって、あくまで米ドルベースで増やすことを念頭に置くのであれば、円高ドル安時に金を購入するのは有効ですが、円ベースで考えている人には有効ではありません。(ドルベースの金価格が上昇しても。同じ割合で円高になればプラスマイナスゼロとなります)

円ベースで有効になるには金(GOLD)の円ヘッジ型投信などがあれば、為替ヘッジコストはかかりますが、金の上昇をそのまま円ベースで享受することができます。

ただし、現在、そのような商品はなさそうです。

日本株の空売り(ショートポジション)

日本株は為替の影響を大きく受ける資産クラスです。

2017年時点ではドル円レートが1%動くと日経平均が1%~2%変動すると言われています。

実際に為替が通期で1%変動すると日経平均ベースの1株利益(EPS)が1%~2%変動するものと考えられます。

もちろん日本株は為替レート以外の要因でも変動していますが、ある程度は米ドル関連資産として考えても良いと思います。

円高時に利益を上げるには日本株ETFの空売り日本株インバース(ベア)型ETFの購入が有効となります。

日本株インバース(ベア)型ETFも多くの種類が東証に上場されており、日経平均のインバース(ベア)、TOPIXのインバース(ベア)、JPX日経400のインバース(ベア)等があります。

また、それぞれダブルインバース(2倍ベア)のETFもあります。

それ以外ではスバルやトヨタをはじめとする為替感応度の高い企業の株式や自動車の業種別ETF(TOPIX-17自動車・輸送機)を空売りするのも1つの手です。

もちろん為替以外の影響で変動するリスクは高くなりますが、特に短期であれば有効なケースもあると思われます。

まとめ

円高時に儲ける手段として最も有効なものはやはりFXといえます

レバレッジが1倍でも可能な点や、コストや利便性から投資家にとっては最も有効と考えられます。

投資家がFXの口座を保有していない場合などでFXを活用できない場合、次に有効なのはベアファンドです。

上記に記載の通り、レバレッジがかかっている為、長期投資にはあまり向きませんが、短中期の円高ヘッジには有効です。

それ以外の日本株の空売りなどは状況をみて行う必要があります。

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