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ニュージーランド・ドル為替レート(円/NZドル,ドル/NZドル)長期推移(チャート・変動要因)

投稿日:2017年5月30日 更新日:

NZドル(NZD)レート長期推移

円/NZドルチャート長期

ドル/NZドルチャート長期

  • ニュージーランド・ドルの対米ドルレートはINZドル=0.4ドル~1.5ドルでの推移となっている
  • ただしニュージーランド・ドルが完全変動相場制に移行した1985年3月以降では、1NZドル=0.4ドル~0.9ドルのレンジで推移した
  • 豪ドルと同様に2001年3月頃に対米ドルで過去最安値となった
  • 変動相場制移行後の最高値は2014年9月の1NZドル=0.88ドル前後となっている
  • 対円ではINZドル=400円からINZドル=80円前後まで大きく円高になっているが、大半はドル円レートが1ドル=360円から110円前後まで円高になったことが要因である。
  • ドル/ニュージーランドドルは1970年代前半の1NZドル=1.2ドルから1NZドル=0.7ドルとニュージーランド・ドル安となっているが、値下がり率は30%前後とそれほど極端ではない
  • オーストラリアとの経済的な結びつきが強いこともあり、豪ドルレートとの相関が高いと言われている

NZドル(NZD)レート推移と変動要因(1970年代)

円/NZドルチャート1970年代

ドル/NZドルチャート1970年代

  • かつてイギリスの植民地であったことから、元々はイギリスとの経済的なつながりが強かった
  • 1960年代まではイギリスに依存する形で大きな経済成長を達成した
  • 1973年イギリスが欧州諸共同体(EC)に加盟すると、それまで大きく依存していたイギリス市場を失うこととなり、経済は不安定な状況となった
  • そこに1973年後半からの第1次オイルショックと1979年の第2次オイルショックが発生したことでニュージーランドドルは大幅に下落した
  • 管理相場制(通貨バスケットペッグ)であったがコントロールできず、ニュージーランド・ドルは大きく下落した
  • ピーク時の1973年9月には1NZドル=1.48ドルであったが、1976年12月には1NZドル=0.89ドルまで下落した

NZドル(NZD)レート推移と変動要因(1980年代)

円/NZドルチャート1980年代

ドル/NZドルチャート1980年代

  • 1980年代前半に大規模な改革が行われ、財政・税制改革、行政改革、貿易の自由化、金融・為替の自由化がすすめられた。その中で1994年に金利や外国為替取引に関する規制も撤廃され、1985年3月に完全変動相場制に移行した
  • 1980年代前半、ニュージーランドドルは大きく下落した
  • 1979年12月末の1NZドル=1ドルから完全変動相場制に移行した直後の1985年3月には1NZドル=0.42ドルまで大きく下落した
  • その間、1980年代前半のニュージーランドのインフレ率は15%前後で高止まりしていたこともニュージーランド政府や中央銀行がコントロールできずにニュージーランドドルが下落した要因である
  • 1985年以降は回復基調となった

NZドル(NZD)レート推移と変動要因(1990年代)

 

ドル/NZドルチャート1990年代

  • 1991年~1992年は財政赤字を解消するための行政改革等の影響で経済不況に見舞われ、1992年12月にINZドル=0.5ドルまで下落
  • その後、構造改革の成果が表れ、経済成長率が大きく上昇したこともあり、ニュージーランドドルは上昇し、1996年12月にINZドル=0.7ドルまで上昇
  • その後、1997年のアジア通貨危機、1998年のロシア危機の影響で下落トレンドへ
  • 2000年12月の1NZドル= 0.4ドル割れまで下落

NZドル(NZD)レート推移と変動要因(2000年代)

円/NZドルチャート2000年代

ドル/NZドルチャート2000年代

  • 2000年12月に1NZドル=0.4ドル割れまで下落してから2001年もおおよそ1NZドル= 0.4ドル近辺で推移した
  • 2000年~2001年はニュージーランドの巨額の対外債務と経常赤字がクローズアップされた
  • これにITバブル崩壊後の世界的な不況やコモディティ価格の下落もニュージーランドドルの下落要因となった
  • 2005年から2006年の下落はニュージーランド準備銀行がニュージーランドドルは過大評価されているとの牽制をおこなったことや、対外債務と経常赤字問題による格下げ観測によるもの
  • 2008年のリーマンショック時は他の高金利通貨と同様に大幅に下落したが、比較的早期に回復した

NZドル(NZD)レート推移と変動要因(2010年代)

円/NZドルチャート2010年代

ドル/NZドルチャート2010年代

  • リーマンショック後の回復基調は2014年まで続き、2014年9月には1NZドル= 0.88ドル前後まで上昇した。
  • ニュージーランドはリーマンショック後の世界的低迷からいち早くだ抜け出し、2014年3月から7月にかけて4回利上げを行った
  • また、この間は経常収支が改善し財政赤字問題も緊縮財政路線を明確化したことが評価されていた
    これにより資金流入が拡大しニュージーランドドルは大幅に上昇した
  • その後、ニュージーランド準備銀行が通貨高に対する牽制をおこなったことで2014年7月以降、下落トレンドとなり、2015年8月に1NZドル=0.6ドルまで下落した

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ニュージーランドの政策金利とインフレ率の推移はこちらを参照してください!

各国の金利とインフレ率推移(チャート・変動要因)【②資源国】

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