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米国株のポイント【アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信を例に解説】

こちらのページは「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」を例に「米国株」のポイントやリスクを掲載しています。

大部分は米国株全般に共通する内容ですので、米国株の見通しを分析する上で活用いただけます。

米国株に関する様々な情報を幅広く箇条書きで掲載していますので、適宜、必要部分を参照してください。

データや内容は随時、更新しています。

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信の商品概要

実質的な運用会社

  • アライアンス・バーンスタイン(委託会社:アライアンス・バーンスタイン)

投資対象

  • 米国株式

商品組成上の特徴

  • 4コース
    • Aコース:為替ヘッジあり
    • Bコース:為替ヘッジなし
    • Cコース:為替ヘッジあり,毎月決算,予想分配提示型
    • Dコース:為替ヘッジなし,毎月決算,予想分配提示型

主な販売会社(販売手数料)

  • 野村証券:1億口未満3.3%、1億口以上1.65%
  • エイチエス証券:5000万円未満3.3%、5000万円以上2.2%
  • 長崎銀行:3.3%

信託報酬

  • 1.727%

米国株式に投資する上でのポイント・メリット

利上げ局面でも米国株は上昇

マクロ経済は良好

  • 長期的(2050年まで)に労働人口の増加が予想されている(日本・中国・欧州は減少予想)
  • 主要先進国の中で高い労働生産性
  • 主要先進国の中で高い経済成長率
  • 米国は先進国では珍しく、総人口も着実に増加していく見通し【世界の人口推計についてはこちらを参照:世界の人口推計/人口ランキング

活発な自社株買い

  • 米国株式の優れている点は継続的に自社株買いが行われる点にある
  • ある程度大型の企業になると、毎期10%以上の増益を維持し続けることは難しい。しかし米国企業は自社株買いを積極的に行うことにより、当期利益は10%未満の成長となっても、自社株買いを行い発行済み株式数を減らすことでEPS(1株当たり当期利益)ベースでは10%以上の上昇となり実質2ケタ成長を継続している
  • さらに自社株買いによりROE(株主資本利益率)も上昇する
  • これが長期的に株式市場が右肩上がりで上昇している大きな要因と言える
  • 米国企業の株主還元(配当+自社株買い)は時価総額を考慮した基準で日本企業の約2倍
  • 日本企業は配当が中心だが、米国企業は自社株買いが中心

米国大型グロース株は長期的に成長

米国株式は長期的に右肩上がり

  • 米国株はリーマンショックなどで一時的に下落することはあるが、基本的には長期的に右肩上がりで上昇している
  • これは様々な要因が考えられるが、最も大きいのは米国政府とFRBが株式市場を意識した政策をとっている点があると考えられる
  • ITバブル崩壊後やリーマンショック後の回復期は世界の株式市場に先駆けて米国株式市場が早くリバウンドした
  • 米国の個人金融資産は日本と比較すると株式と投信の比率がきわめて高くなっており、株価が長期的に下落すると逆資産効果で実体経済にも大きな影響を与える状況となっている。そのため政府とFRBは株式市場を意識した政策運営を行っている
    <参考ページ:家計の金融資産構成(日本・米国・ユーロ圏)
  • 日本株との関係では日本株が上昇する局面では米国株も上昇していることが多く、逆に日本株が上昇しているにも関わらず米国株が下落しているケースはほとんどない。また、米国株は長期右肩上がりとなっていることもあり、日本株に投資するなら米国株に投資する方がベターと言える
  • 米国株式の長期チャートはこちらをご覧ください:米国株(S&P500)長期推移(チャート・変動要因) / 30%以上の暴落は過去8回

運用会社アライアンス・バーンスタインについて

  • 運用資産残高約50兆円でニューヨークに本社を置く大手運用会社
  • 世界22カ国46都市に拠点を有する
  • 主要株主はAXA(アクサ)で64%を保有、ニューヨーク証券取引所に上場
  • グローバルかつ高品質なリサーチに基づく運用サービスを特徴として、株式、債券、マルチアセット、オルタナティブ運用等、幅広いアセットクラスを運用

アワードの受賞

  • R&Iファンド大賞2018 優秀ファンド賞(北米株式部門)4年連続受賞【BコースおよびDコース】
  • リッパー・ファンド・アワード2018 優秀ファンド賞(米国株・評価期間5年)【Bコース】
  • モーニングスター・ファンド・オブ・ザ・イヤー2017 優秀ファンド賞【Bコース】

米国株式のリスク・デメリット

米国景気の悪化に注意

  • 組み入れ銘柄はグローバル企業が中心で個別の国のリスクは軽減されているが、それでも世界経済の中心である米国経済が低迷すると、影響は少なからずあると考えられる。
  • 米国経済の動向については、各種経済指標をチェックする必要がある
  • 雇用統計や中古住宅販売などの重要度も高いが、株式市場にとって重要度が高いのは「ISM製造業景況指数(PMI)」。
  • これは50が景気動向の良し悪しを測る分岐点である。また、そのトレンドにも注意が必要で、50を上回っていても下落傾向で50に近づいてきた場合には要注意。毎月月初に発表される。また雇用統計も毎月第一金曜日でるため、毎月の初句は米国の経済統計を確認すると良い。
  • 米国の主要な経済指標の一覧はこちらを参照:米国の経済指標チェックリスト

投資対象が同じ投信(類似ファンド)

  • 米国成長株式ファンド(三井住友トラストアセット)

関連ページ

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信の月次レポート等はこちら。



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