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東京海上・円建て投資適格債券ファンド(円債くん)

投稿日:2016年6月23日 更新日:

東京海上・円建て投資適格債券ファンド(円債くん)の商品概要やセールストーク、リスクを掲載しています。

データや内容は随時、更新しています。

実践で役立つ内容を心がけています。お役に立てれば幸いです。

実質的な運用会社

  • 東京海上アセット
    (委託会社:東京海上アセット)

投資対象

  •  円建ての社債(円債くん)
  • 格付けの高い投資適格債券

商品組成上の特徴

  • 毎月分配型に加え年2回決算型あり

主な販売会社(販売手数料)

  • SMBC日興証券:一律1.08%
  • 三菱UFJ信託銀行:一律1.08%
  • マネックス証券:一律1.08%

信託報酬

  • 10年国債利回りの水準により変動する仕組みとなっており、日本の金利水準が低い場合は信託報酬も低くなるように設定されている
  • 10年国債利回りが3%未満の場合:0.5616%
    (最大0.8856%)

良い点(セールストーク)・見通し

高格付け

  • BBB以上の投資適格債に投資するためクレジットリスクは小さい(平均格付けAA-)

円債くん格付け

分散投資

なじみのある発行体

  • 日本国内の法人が発行する債券であり投資家にとってなじみやすい
  • 愛称もなじみやすい:円債くん

相対的に高い利回り

  • 円建ての社債に投資するため、クレジットスプレッド(上乗せ金利)の分だけ日本国債より高い利回りとなる

日銀のマイナス金利導入

  • 2016/1/29に日銀がマイナス金利を導入した。これにより債券利回りの下限もゼロではなくマイナスもありうることとなり、言いかえると債券価格の上昇余地が拡大したことになる。
  • 2016/9/21現在10年国債の利回りは-0.06まで低下している。しかしデフレ解消には至っておらず、マーケットではさらなる金利の低下も予想されている。
  • 最も低いところで-0.3%近くまで低下した長期金利(10年国債)は2016年9月、日銀のイールドカーブコントロール導入により0.0%近辺まで上昇。
  • 2017年9月時点で長期金利は0.0%~0.2%程度で推移している
  • 日銀のイールドカーブコントロールにより極端な上昇リスクは低いと考えられる

東京海上アセットの運用力(社債はクレジット分析が重要)

  • 社債に投資する場合、発行体が破綻(デフォルト)すると元金の大部分が回収できない可能性が高い
  • よって社債への投資を行うにあたっては、個別債券のクレジット分析が重要となる
  • 円債くんの運用は格付会社で勤務実績のあるスタッフやクレジット分析に長年の業務経験と実績を有するスタッフで構成される専門のクレジットチームが分析を行う。
  • 日本の社債市場は事実上、ハイイールド債市場が存在せず、発行される債券はBBB以上の投資適格社債となるため、基本的には信用力の高い企業のものばかりである。
  • しかし、それでも過去には国内で発行された普通社債(SB)でデフォルトが発生しており、クレジット分析は重要となる。
  • 下記のデフォルトした社債も全て、発行時はBBB格以上であった。
  • 過去の日本国内での円建て社債のデフォルト事例
    1. マイカル:大手スーパー、2001年9月に破綻、約3500億円の社債がデフォルト、弁済率は大口投資家約10%、小口投資家約30%
    2. JAL:大手航空会社、2010年1月に破綻、470億円の社債がデフォルト、弁済率は約15%
    3. エルピーダメモリー:NECと日立のDRAM事業部門を統合して設立された半導体メーカー、2012年2月に破綻、普通社債450億円、転換社債約900億円がデフォルト、弁済率は約20%
    4. 武富士:大手消費者金融、2010年10月に破綻、約900億円の社債がフォルト、弁済率は約3%
    5. ウィルコム:PHS会社、2010年2月に破綻、350億円の社債がデフォルト、弁済率は約13%
  • 米国の場合は無担保のハイイールド債でも約40~50%の回収率であるが、日本の場合は10%~20%の回収率にとどまる。
  • これは米国はゴーイングコンサーンが前提で早めに破たん手続きに入るが、日本の場合はギリギリまで粘ったうえで破たん申請するためであると考えられる。
  • デフォルトしそうでしなかった例として東京電力の電力債がある。
    • 震災による影響で原発処理費用、賠償費用等で10兆とも20兆ともいわれる負債を潜在的に抱えている状況である。
    • しかし政府管理下にあることと、電力債は特別法により一般担保付となっている為、仮に破たんしても他の債務に優先して回収されることから、2017年現在、デフォルトリスクはほぼないというプライシングとなっている。
    • 2017/1/19時点で、2028/9/29償還(残存約10.5年)、クーポン2.347%の東京電力債は単価が113で最終利回りは1.0%程度であった

アワード受賞

  • R&Iファンド大賞2015
  • モーニングスターアワード ファンドオブザイヤー2014債券型部門 優秀ファンド賞
  • リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2016 投資信託/総合部門 最優秀運用会社 受賞(3年連続)

安定した値動き

  • 他の債券と比較して安定的な値動き

ensaikun

悪い点(リスク)

上昇余地は限定的

  • 日本の10年国債利回りはすでに0.0%前後まで低下しており、ここからの金利低下余地は限定的である。
  • よって債券価格の上昇はあまり期待できない見通し

金利上昇リスク

  • デュレーションは約9年と長めであり金利上昇リスクは相応にある。
  • デュレーションとは金利の感応度で、同程度の期間の市場金利が1%上昇した場合債券価格が何%変動するかを表す。当ファンドの場合、デュレーションが約9年であるため残存期間約10年の国債が1%上昇すると基準価格が約9%下落する。ただし緩やかな金利上昇の場合は影響が弱くなる。
  • 日銀の金融緩和が出口に向かう場合は注意が必要

マイナス利回り

  • ポートフォリオの平均最終利回りが0.36%、信託報酬が0.5616%であるため、信託報酬控除後の最終利回りは-0.20%となる。
  • 債券価格の上昇(市場金利の更なる低下)がないと目減りしてしまうことになる。

投資対象が同じ投信(類似ファンド)

  • ニッセイ日本インカムオープン(Jボンド)(ニッセイアセット)
  • DLIBJ公社債オープン(短期コース・中期コース)(DIAM)

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