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各資産の最大下落率(欧州債務危機)

投稿日:2016年6月27日 更新日:

欧州債務危機の経緯

  • 2009年10月、ギリシャの政権交代を機にギリシャの財政の決算が粉飾されていたことが判明。2009年の財政赤字見通しがGDP比3.7%から13.6%へと大幅修正。
  • ギリシャ国債は格付けが引き下げられ、国債価格は大幅に下落した。
  • ギリシャの債務不履行懸念から、ユーロは売られ、世界各国の株式市場も大幅に下落した。
  • 当初はギリシャのみの問題で「ギリシャショック」と呼ばれていたが、その後アイルランド、ポルトガル、スペイン、イタリアも財政に問題があるとの見方が広がり、これらの国の国債が大幅に下落するとともに、世界の金融市場に大きな悪影響を与える事態となった。
  • これにより「欧州債務危機」と呼ばれるようになった。
  • 結果的にEUとIMFがギリシャ、アイルランド、ポルトガルに金融支援を行い、ECB(欧州中央銀行)はギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペイン、イタリアの国債購入を行い支援した。

欧州債務危機の原因

  • ユーロ圏内はドイツ、フランスのような工業も発展した先進国からギリシャ、ポルトガルといった産業基盤の弱い小国まで様々な国が存在する。
  • 通貨が同じということは通常のマーケットでは金利も同じようなレベルになる。
  • また、通貨は統一されているが財政は各国の裁量となっている。
  • これらユーロ導入当初から言われていた制度的な欠陥は経済が好調な時は問題化しなかったが、リーマンショック後の景気低迷の余波を受け表面化した。
  • 特に1999年のユーロ発足から2008年のリーマンショック前までは、ユーロ圏の金利の目線がドイツの経済環境をベースにしており、ギリシャやスペイン等の国からみるとやや低すぎる水準であった。
  • これによりギリシャやスペインではバブルの発生、財政規律の緩みが発生し、これが欧州債務危機につながったと思われる。

各資産の最大下落率(欧州債務危機)【債券】

各資産の最大下落率(欧州債務危機)【債券】

インデックス

  • 世界債券:Citi Debt Capacity World Government Bond Index
  • 投資適格社債:iBoxx USD Liquid Investment Grade Index
  • 金融機関ハイブリッド証券:ウェルズファーゴ・ハイブリッド&優先証券指数
  • 米ドル建て新興国国債:JP Morgan EMBI Global Total Return Index
  • バンクローン:S&P/LSTA Leveraged Loan Total Return Index
  • ハイイールド債券:The BofA Merrill Lynch US High Yield Constrained Index

相対的に金融機関ハイブリッド証券の下落率が大きいが、これは金融機関ハイブリッド証券の場合、約半分近くが欧州の銀行・保険会社が発行体となっており、欧州債務危機の際は影響が大きくなった。

各資産の最大下落率(欧州債務危機)【株式/リート】

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インデックス

  • 米国株式:S&P500
  • 米国リート:FTSE/NAREIT オールエクイティREIT TR指数
  • 新興国株式:MSCIエマージングマーケット・インデックス
  • 日本株式:TOPIX
  • J-REIT:東証REIT指数
  • 豪州REIT:ASX200REIT指数

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