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世界各国の「株式時価総額/名目GDP」比率の推移

投稿日:2018年9月4日 更新日:

こちらのページでは国ごとに時価総額と名目GDPを比較しています。

データはbloomberg公表のデータを使用しています。(年次データを使用)

一部、各国の証券取引所等が公表しているデータと異なる場合があります。

全世界・米国・中国・日本の「株式時価総額/名目GDP」比率の推移

株式時価総額と名目GDPの両方で国別ランキングの1位~3位となっている米国・中国・日本の株式時価総額/名目GDPの推移です。

全世界の株式時価総額/名目GDPも併せて掲載しています。

時価総額/名目GDP(主要国)

世界全体の「株式時価総額/名目GDP」比率はリーマンショック後の株価下落により、大きく低下しましたが、その後の株価の上昇により2017年12月末には一時、100%を超える水準まで上昇しました。

過去の推移を見ても分かる通り、世界全体の株式時価総額/名目GDP比率が100%を超える水準は割高であると考えられます

米国の「株式時価総額/名目GDP」比率は2017年12月末で160%、2018年12月末でも131%と高い水準ですが、これは株式が割高であるということではなく、ニューヨーク市場やナスダック市場にはグローバル企業が多く、米国以外での利益も享受できている企業が多いことが要因です。

日本も米国ほどではありませんが、海外で利益を稼ぐ企業が増えていることが、国内の経済規模(名目GDP)に対し時価総額が大きくなっている要因と言えます。

逆に中国は海外で利益を上げる企業が少なく、中国国外の企業が中国で利益を上げていることが、「株式時価総額/名目GDP」比率が相対的に低い要因となっています。

欧州各国の「株式時価総額/名目GDP」比率の推移

時価総額/名目GDP(欧州各国)

欧州圏はEUや通貨ユーロにより各国の経済的なつながりが強くなっており、上場している国以外でのビジネスが他の地域より容易となっています。

英国は「株式時価総額/名目GDP」比率が相対的に高くなっていますが、米国と同様、HSBC、ロイヤルダッチシェル、BP、ブリティッシュアメリカンタバコ、グラクソ・スミスクラインなどグローバル企業が多いことが最大の要因です。

ドイツはイメージより低い数値となっています。

ドイツの時価総額No1はSAPですが2019年9月現在、円ベースで15兆円前後です。

ドイツの代表企業であるフォルクスワーゲンは9兆円、アディダスは6兆円と企業イメージより時価総額が小さい印象です。

イタリアの株式時価総額/名目GDP比率は2018年12月末で30%未満と非常に低い水準です。

イタリアはグローバルに稼ぐ企業が少ないことが要因です。フェラーリ、フィアット、モンクレールなど日本でも馴染みのある企業が上場していますが時価総額はそれ程大きくありません。

アジアパシフィック各国の「株式時価総額/名目GDP」比率の推移

時価総額/名目GDP(アジアオセアニア各国)

オーストラリアはBHP、リオティントをはじめとするエネルギー企業とコモンウェルス、ウエストパック、ANZをはじめとする金融機関が時価総額上位にあり、全体の時価総額を押し上げています。

韓国はサムスン、SKハイニクス、LGなどグローバル企業が多いことが「株式時価総額/名目GDP」比率を押し上げています。

インドはリライアンス、タタグループ、HDFCなど時価総額で10兆円を超える企業が増えています。

一方、人口は多いですが1人当たりGDPが2000ドル前後と低いことで名目GDPがそれ程大きくありません。

ただし、今後モータリゼーションなど急速に近代化して1人当たりGDPも拡大していくことが予想されます。

新興国の「株式時価総額/名目GDP」比率の推移

時価総額/名目GDP(新興国)

ナイジェリアは国を代表する大手企業が現状では少ないことが比率が低い要因となっています。

人口も多く今後の発展が期待される国です。

ブラジルとロシアは国外で利益を上げる企業が少なく株式時価総額/名目GDP比率が低くなっています。

先進国・新興国全体でみると、先進国の企業が新興国でビジネスを拡大していることから、株式時価総額/名目GDPは先進国が高く、新興国が低くなりやすい傾向があります。



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