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お役立ちデータ(株式)

主要国のイールドスプレッド推移(データ更新用)

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イールドスプレッドとは

イールドスプレッドは長期金利と株式益利回りの差で表されます。

  • イールドスプレッド=長期金利-株式益利回り

株式益利回りはPERの逆数です。

  • 株式益利回り=1/PER

長期金利は通常、10年国債利回りなどが使われます

イールドスプレッドは長期金利の利回りと株式から得られる利回りを比較してどちらが割安かを判断するための指標です。

イールドスプレッドは数字が小さくなる(マイナス幅が大きくなる)ほど株式が割安な状態であることを表します。

何%以上かい離するとどちらかが有利という決まりはありませんが、感覚的にはイールドスプレッドが-5%より低くなると株式への投資が有利と言えそうです

また、下記に掲載している過去のデータから、-10%を下回ると非常に割安な状態と言えます。

一方、ブラジルなどの高金利通貨国はイールドスプレッドの観点からは株式より債券の方が有利となりやすくなります。

主要国のイールドスプレッド推移

※株式益利回りを計算する際のPERは全て予想PERを使用しています

日本株(TOPIX)

日本株のイールドスプレッド推移

上記の期間においては、日本の長期金利の変化が小さかったことから、イールドスプレッドの変化の大部分は株式益利回りの変化で説明できます。

アベノミクスや日銀の金融緩和の効果で2012年後半から2017年末にかけてTOPIXは750ポイントから1900ポイントまで約2.5倍の上昇となりました。

しかしこの期間において企業業績も同様に伸びており、PERはほとんど変化しておらず、PERの逆数である株式益利回りも7%前後の高水準をキープしました。(益利回り7%ということはPER14.3倍)

2012年~2017年のイールドスプレッドは概ね-5%~-7%前後となっており、理論的には株式に投資した方が良いといえる水準でした。

米国株(S&P500)

米国株のイールドスプレッド推移

米国の長期金利は2016年7月頃にボトムをつけ、10年米国債利回りが1.4%まで低下しました。その後反転し、2018年4月に3%まで上昇しました。

米国株式のPERは欧州債務危機が発生した2011年以降上昇しており、株式益利回りは低下傾向となっています。

イールドスプレッドは2013年以降、-2.5%~-4.0%の水準であり、株式・債券のどちらかが極端に有利というレベルではありません。

欧州株(ユーロストック50)

欧州株のイールドスプレッド推移

欧州債務危機が発生した2011年前後はイールドスプレッドが-10%を超える水準まで低下しており、株式への投資が非常に有利な状況でした。

それ以降もイールドスプレッドは-5%を超える水準で、株式が有利な水準が続いていると言えます。

英国株(FTSE100)

英国株のイールドスプレッド推移

英国株も欧州株と同様にイールドスプレッドの理論では株式が有利な状況の期間が長くなっています。

オーストラリア株(ASX200)

オーストラリア株のイールドスプレッド推移

オーストラリアは多くの期間で長期金利の水準が高く、株式益利回りが高くても(PERが低くても)相殺されてしまうことでイールドスプレッドはそれほど低くなりません。

よってイールドスプレッドの観点からは株式が有利とは言いにくい状況となっています。

中国株(中国CSI)

中国株のイールドスプレッド推移

中国株はPER(株式益利回り)の変動が大きくなっています。

イールドスプレッドが-5%を大きく下回る水準であれば株式が有利になると言えます。

ブラジル株(ブラジルボベスパ指数)

ブラジル株のイールドスプレッド推移

※データが取得できなかった為、ブラジルのみ国債利回りは1年物を使用しています

ブラジルはほとんどの期間でイールドスプレッドがプラスとなっています。

イールドスプレッドの観点からは債券投資が有利なマーケットと言えます。

例えばリスクフリーレートが8%であれば、株式は8%以上上昇して初めて投資した意味があるということになります。

よって高金利通貨の国では必然的に株式より債券への投資が合理的となります。

インド株(S&P SENSEX)

インド株のイールドスプレッド推移

インドはブラジルほど高金利ではありませんが、比較的金利は高めで、かつ株式益利回りはそれほど高くない(PERがそれほど低くない)ので、結果としてイールドスプレッドはプラスになることが多くなっています。

そのため、イールドスプレッドの観点でいうと株式より債券への投資が有利ということになります。



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