証券アナリストはFPと並ぶ最高峰の資格
「証券アナリスト資格」は「CFP/1級FP」と並び金融マンに関連する資格としては最高峰に位置します。
保有するとビジネス上はもちろん転職時にも力を発揮します。
CFP/1級FPとダブルで保有すると効果倍増です。
- CFP/1級FPについてはこちらをご覧ください:ファイナンシャルプランナー
今後、金融の世界で生きていこうと考えている場合、保有しておくと必ずプラスになります。
特に20代・30代の方は早めに取得することをお勧めします。
年齢を重ねるにつれて勉強することに対するハードルがどんどん上がってきます。
証券アナリスト合格までの流れ
試験を受けるためにはアナリスト協会が管轄している通信講座を修了することが必須です。
- 1次レベル通信講座→1次試験合格→2次レベル通信講座→2次試験
1次試験は各科目の合格率は50%前後、2次試験も40~50%となっており比較的高い合格率となっています。
ただし、通信講座の受講時点でそれなりにお金がかかっているため、受験者は相応に学習した人が多いと考えられます。
1次試験は年2回行われ、通信講座受講で3年間(6回)の受験機会が与えられます。この間に3科目合格する必要があります。
2次試験は年1回行われ、3年間(3回)受験機会が与えられます。
2次試験は科目ごとではなく、トータルで合格か不合格かになります。
証券アナリストの試験範囲とポイント
2022年に15年ぶりの改訂が行われ、1次試験と2次試験の試験範囲が共通となりました。
- 科目Ⅰ:「証券分析とポートフォリオマネジメント」
- 科目Ⅱ:「財務分析」「コーポレート・ファイナンス」
- 科目Ⅲ:「市場と経済の分析」「数量分析と確率・統計」「職業倫理・行為基準」
1次試験はマークシート方式、2次試験は記述式の応用問題です。
1次試験は科目Ⅰのみが180分、科目Ⅱと科目Ⅲは90分です。
2次試験は午前・午後で合計6時間ずっと書きっぱなしなので本当に疲れます。
1次試験・2次試験ともに何点以上で合格といった絶対的基準はなく、相対評価で合否が決まります。
ただし、世の中では6割程度が合格最低点と言われています。
よって、受験する人は余裕を持って7割以上の得点率を目指しましょう。
証券アナリストの勉強方法
効率よく勉強したい方は資格の学校に通うことも有効ですが、CFP/1級FPと同様に証券アナリストも市販の参考書と問題集で十分合格できます。
下記にこれをしっかりやれば合格できる参考書を掲載しています。
証券アナリスト試験 必須書籍
独学で合格するには必ず全て購入する必要がある書籍を紹介します。
多く見えますが、逆にこれをしっかり繰り返しやれば必ず合格できます!
下記のテキスト・問題集(1次・2次)を全て購入しても3万円〜4万円です。学校に通うと数十万円かかるので、当たり前ですが独学の方がコストは安くなります。
①1次試験テキスト
- 証券アナリスト1次対策総まとめテキスト 科目1 証券分析とポートフォリオ・マネジメント (TAC出版)
- 証券アナリスト1次対策総まとめテキスト 科目2 財務分析/コーポレート・ファイナンス (TAC出版)
- 証券アナリスト1次対策総まとめテキスト 科目3 市場と経済の分析/数量分析と確率・統計(TAC出版)
⓶1次試験問題集
- 証券アナリスト 1次試験過去問題集 科目1 証券分析とポートフォリオ・マネジメント(TAC出版)
- 証券アナリスト 1次試験過去問題集 科目2 財務分析/コーポレート・ファイナンス(TAC出版)
- 証券アナリスト 1次試験過去問題集 科目3 市場と経済の分析/数量分析と確率・統計/職業倫理・行為基準 (TAC出版)
③2次試験テキスト
- 証券アナリスト 2次対策総まとめテキスト 証券分析とポートフォリオ・マネジメント(TAC出版)
- 証券アナリスト 2次対策総まとめテキスト 財務分析/コーポレート・ファイナンス(TAC出版)
- 証券アナリスト 2次対策総まとめテキスト 市場と経済の分析/数量分析と確率・統計(TAC出版)
④2次試験問題集
- 証券アナリスト 2次試験過去問題集 証券分析 企業分析 市場と経済 職業倫理(TAC出版)
証券アナリスト試験の学校
独学では厳しいという方は予備校の活用をおススメします。
学校の中では「TAC」がおススメです。(FPなど特に金融系の資格ではTACがベストです)
受講スタイルもそれぞれのライフスタイルに合わせて「教室講座」「ビデオブース講座」「WEB講座」「DVD講座」が用意されています。
コンテンツは初学者でも理解しやすいように練られた内容となっており、本当に分かりやすいと評判です。
できるだけ最短ルートで証券アナリスト資格を取得したい方は検討してみてください。
それなりの金額がかかりますが、長い目で見れば必ずプラスになります。
証券アナリスト資格を取得すると長期的には金銭的にもプラスになりますので、資金的に問題がなければ惜しまずつぎ込みましょう。