ファイナンシャルスター

ハイレベル金融サイト(投信・債券・REIT・税制など)

野村PIMCO・世界インカム戦略ファンド

投稿日:2016年11月18日 更新日:

野村PIMCO・世界インカム戦略ファンドの商品概要やセールストーク、リスクを掲載しています。

データや内容は随時、更新しています。

実践で役立つ内容を心がけています。お役に立てれば幸いです。

実質的な運用会社

  • ピムコ
    (委託会社:野村アセット)

投資対象

  • 世界の債券

商品組成上の特徴

  • 4コース
    • Aコース:年2回分配十為替ヘッジあり
    • コース:年2回分配十為替ヘッジなし
    • Cコース:毎月分配十為替ヘッジあり
    • Dコース:毎月分配十為替ヘッジなし

主な販売会社(販売手数料)

  • 野村証券
    1億円未満3.24%、5億円未満1.62%、5億円以上0.54%

信託報酬

  • 1.8114%

良い点(セールストーク)

債券のみのバランスファンド

  • 米国債、先進国債券、投資適格債、モーゲージ証券(政府系、非政府系)、ハイイールド債券、バンクローン、新興国債券など様々なクレジットの債券に分散投資
  • クレジット環境や金利環境を分析し機動的にアロケーションを変更していく。仮にピムコのマーケット見通しが外れても、株式や為替は組み入れていないため影響はそれほど大きくならない。
  • 下記の図をみると、リーマンショック後の混乱時は米国債の比率を40%まで高めてリスク回避している。その後、景気が回復するタイミングで徐々に米国債を減らし2011年にはポジションをゼロまで落とした。
    nomura_pimco_income1

ダウンサイドに強く、リターンも高水準

  • マスターファンドは2007年3月から運用を開始。
  • リーマンショック後の2008年~2009年にかけてハイイールド債やバンクローンが30%前後の下落、投資適格債でも15%程度下落している中、ほぼ横ばいで切り抜けており、抜群のダウンサイドリスクマネジメントを発揮。さらにその後の景気回復時も着実にリターンを獲得した。
    nomura_pimco_income2
    <参考データ:各資産の最大下落率(リーマンショック)
  • 設定来の年率リターンはコスト控除前で9%台後半であり信託報酬控除後でも8%程度となっている。それに対しリスク(標準偏差、バラツキ)は5%と低く、抜群のシャープレシオとなっている。
    nomura_pimco_income3
  • ダウンサイドに強く、安定的な値動きとなっており、期待リターンも高いことから、為替ヘッジあり(Aコース、Cコース)でヘッジコストを負担してもある程度の利回りが得られる。
  • 円債代替の商品としても最適。また、富裕層のコア商品としても最適な商品。

金利リスクをコントロール

  • 米国の金利が上昇しそうな局面では米ドル債のデュレーションを短期化することに加え、金利が上昇しない他の通貨に金利リスクを分散する
  • またバンクローン、非政府系モーゲージ債などの変動金利型の債券にシフトすることで金利上昇リスクに対応する

分散されたクレジットリスク

  • ハイイールド債、バンクローン、モーゲージ債、新興国国債など幅広いジャンルのクレジット関連に分散投資
  • 企業向けの債券だけでなく新興国の国債や個人向けローンであるモーゲージ等、性格の異なるクレジットに投資することでリスクが軽減される
  • 例えば日本の投資家にとってなじみのあるハイイールド債やバンクローンなどの企業向け債権のみに投資した場合、2015年~2016年は原油価格の大幅下落によるエネルギーセクターに対する懸念で10%以上下落したが、モーゲージ債や新興国国債は直接的に影響がないため下落しなかった。その結果、当ファンドは安定した基準価格の推移となった。

ピムコが運用

  • ピムコは債券専門の運用会社。
  • 債券のアクティブ運用残高は約150兆円で圧倒的世界Nol。
  • マクロ経済予測と高い分析力に定評あり
  • 1987年~2006年までFRB議長を務めたアラン・グリーンスパンが2007年~2012年にかけてピムコと経済分野のコンサルティング契約を結びアドバイザーを務めた
  • 同様に、2006年~2014年までFRB議長を務めたベン・バーナンキが2015年にピムコのアドバイザーに就任した

同じマザーファンドを使った別商品が国内に複数あり

  • 三井住友・ピムコ・ストラテジック・インカムファンド
  • 新光ピムコ・ストラテジック・インカム・ファンド
  • PIMCOインカム戦略ファンド

投資対象債券について

米国債(米国政府関連債)

  • 信用力が高く、安全性が高い。
  • マーケット環境が悪化した局面でポートフォリオのリスクを低下させるために使われることが多い。
  • リーマンショック後はポートの約40%までウエイトを高めた。その後の回復局面で徐々にウエイトを減らした。

先進国債券

  • 先進国の政府や政府機関、企業が発行する債券。
  • 信用力は高いが利回りはやや低めになる。

投資適格債社債

  • 企業が発行する債券でBBB格以上のもの。
  • 信用力は高いが利回りはやや低めになる。

米国政府系モーゲージ証券

  • 政府系機関が発行する住宅ローン担保証券。
  • ファニー・メイ(連邦住宅抵当金庫)、フレディ・マック(連邦住宅金融抵当金庫)、ジニーメイ(連邦政府抵当金庫)の3機関の証券がある。
  • 信用力は政府系金融機関である為、米国国債と同等のAAA。
  • 証券の市場規模が大きく流動性が高い
  • ファニー・メイ、フレディ・マック、ジニーメイについてはこちらをご覧ください:ジニーメイ、ファニーメイ、フレディマックについての分かりやすい説明

新興国債券

  • 新興国の政府や政府機関、企業が発行する債券。
  • 先進国の債券と比べると信用力は低いが利回りは高くなる。

ハイイールド債

  • 企業が発行する債券でBB格以下のもの。
  • 信用力が低い分、利回りは高い。

バンクローン【変動金利】

  • 銀行がBB格以下の企業に対して貸し出すローン。(ハイイールド債と同レベル)
  • 担保付である為、デフォルトが起こっても高い回収率を誇る。(平均70%の回収率)
  • 変動金利で設定される。
  • よってハイイールド債券の担保付で変動金利版の証券。

米国非政府系モーゲージ証券【変動金利】

  • 非政府系機関が発行する住宅ローン担保証券。
  • 政府系と比べて信用力が低い分、利回りは高い。
  • 変動金利で設定される。
  • 多くはリーマンショック前に組成されたもので、当初AAA等で発行されたが予想以上のデフォルトで債券が毀損しているため、格付けは低い。(B格やC格)
  • しかし、それ以上に債券価格が下落しているため当ファンドでは2017年7月現在組入れ1位となっている。
  • イメージとしてはリーマンショック後に住宅ローンプールのデフォルトが多く発生したため、既に理論的な額面が80まで低下しているが、債券価格はさらに低く60程度で推移しており、理論値よりも大幅に割安な状態となっている。

悪い点(リスク)

  • 新興国債券やハイイールド債、バンクローンなど低格付けの債券も多く組み入れるため、クレジット環境が悪化した場合は影響を受ける可能性あり
  • ピムコのマーケット見通しが外れた場合、影響を受ける可能性あり
  • マスターファンドは2007年3月の設定来で平均年率10%弱のトラックレコードとなっているが、この期間は世界的に金利低下局面(債券価格上昇局面)であり、今後も同じ水準のパフォーマンスを上げることができるかは分からない面がある

投資対象が同じ投信(類似ファンド)

世界の債券+為替のロングショート運用:野村テンプルトン・トータル・リターン

関連ページ

野村PIMCO・世界インカム戦略ファンドの月次レポート等はこちらからどうぞ!

野村PIMCO・世界インカム戦略ファンド

PC記事下2つ

PC記事下2つ

関連コンテンツ



-投資信託

Copyright© ファイナンシャルスター , 2017 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.