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為替ヘッジコスト長期推移(円/ドル・円/ユーロ)【データ更新用】

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為替ヘッジコストについて

米ドル建てやユーロ建ての債券を購入するのと同時に為替リスクを排除する為、為替予約取引などを活用し、為替ヘッジを行うことがあります。

ただしこの時、為替リスクを排除するかわりに、ヘッジコスト(金利環境によってヘッジプレミアム)がかかることになります。

ヘッジコストは大部分が当該通貨の金利差で決定しますが、正確には「金利差」と通貨の需給によって変化する「ベーシス(スプレッド)」の合計となります。

こちらのページでは円/ドルと円/ユーロのヘッジコストの長期推移を掲載します。

ドル円ヘッジコストの長期推移

まず、3ヶ月ドルLIBORと3ヶ月円LIBORから金利差の推移を確認します。

日米短期金利と金利差推移

次にbloombergが算出している円/ドルのヘッジコストと金利差を比較します。

日米金利差とヘッジコスト推移

ヘッジコストと金利差の乖離幅がベーシススプレッドとなります。

1992年頃は米ドルより円の方が金利が高かった為、ヘッジコストはマイナスとなりヘッジプレミアムとなりました。

ただし、このような環境では米ドル債を購入して円ヘッジするような運用は必要ではなく、円建てで魅力的な利回りを十分享受できました。

為替ヘッジ付きの米ドル債が人気になったのは2003年前後や2009年~2013年頃です。

日本はゼロ金利の為、円建てで魅力的な商品がない中で、ドル円のヘッジコストがほとんどかからない環境となりました。

米ドル建てのハイブリッド証券やハイイールド債を円ヘッジする投信などが人気となりました。

ユーロ円ヘッジコストの長期推移

3ヶ月ユーロLIBORと3ヶ月円LIBORから金利差の推移を確認します。

日本とユーロ圏の短期金利と金利差

次に、bloombergが算出している円/ユーロのヘッジコストと金利差を比較します。

円とユーロの金利差とヘッジコスト

上記の米ドルと同様にヘッジコストと金利差の乖離幅がベーシススプレッドとなります。

円/ユーロのヘッジコストは2015年~2018年はマイナス(ヘッジプレミアム)となっています。

これはECBがマイナス金利を導入したことにより、日本より金利が低くなったためです。

よってユーロ建ての債券(ハイブリッド証券やハイイールド債券など)を購入して円ヘッジするとプレミアム分だけ利回りが上乗せされる環境となりました。

ただしその場合、欧州の金利上昇リスクには注意が必要となります。

通常は残存期間が3年・5年など長めの債券を購入し、円ヘッジは3ヶ月毎にロールします。

ユーロ建ての債券を購入して円ヘッジした後、欧州の金利が上昇すると、購入した債券の価格下落とヘッジコストの上昇が同時に発生する可能性があります。



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