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インド経済のポテンシャルとリスク要因のまとめ

投稿日:2017年12月29日 更新日:

インドの人口は2060年まで増加

2017年現在のインドの人口は約13億大で、13.8億人の中国に次いで世界第2位となっています。

ただし中国の人口増加ペースは急激に低下しており2022年頃にはインドが中国を抜いて世界第1位の人口となる見通しです。

さらに中国は2030年頃から人口が減少する見通しとなっていますが、インドは2060年頃まで人口増加が続く見通しです。

インドの1人当たりGDPは日本の1960年代後半の水準

インドの1人当たりGDPは2017年の推計でも2000ドル未満の水準です。

米国、日本、ドイツ、英国など先進国の1人当たりGDPは4万ドル~6万ドル前後が一般的です。

BRICsとして一緒に取り上げられることの多いブラジル・ロシア・中国の1人当たりGDPは8,000ドル~1万ドル前後で日本の1980年代前半の水準です。

現在のインドの1人当たりGDPの水準は日本の1960年代後半の水準です。

これを見てもインドの長期的なポテンシャルが良くわかります。

上記の通り、当面人口も増加が続くことになりますので「1人当たりGDP×人口」で計算される名目GDPも大幅に成長することは一目瞭然です。

1人当たりGDPが先進国並みの水準である4万ドルになると現在の20倍の水準です。

人口は現在の13億人から2050年には17億人まで増加する予想となっているので+30%の増加ということになります。

「1人当たりGDP×人口」は「20倍×1.3倍」となり名目GDPは26倍になる計算です。

非常に大きなポテンシャルと言えます。

インドの高い経済成長率が予想以上に長く続く可能性も / 人口動態でみると本当に良いのは2022年以降

IMFのデータによると2017年~2022年のインドの実質GDP成長率は7.8%と中国の6.0%などを上回り世界に見ても高い成長が予想されています。

主要国実質GDP成長率予想

当面、高い経済成長が予想されるインドですが、経済成長において大きな影響を与える「人ロボーナス指数」を確認すると人口動態がインドにとってベストな状況となるのは2022年~2050年頃となっています。

よって足元も非常に好調ですが、インドは長期間に渡って大きな成長が期待できます。

インド経済の安定性は年々増している

国債の格付けは長期的に格上げが続いており、投資適格級のBBB格となっています。

また、外貨準備高も2000年代以降大幅に増加しており経済の安定性は増しています。

リスク要因①原油高、インフレ率上昇

インドは国内で消費する原油の大部分を輸入に頼っていることと、元々インフレになりやすい体質であることから、原油価格(資源価格)が上昇するとインフレ率が大きく上昇しやすい傾向にあります。

インフレ率が大きく上昇すると経済環境に関係なく利上げなどの金融引き締めを行わなければならなくなり、思わぬ景気悪化を招くケースがあります。

ちなみにインドは2015年にインフレ目標を導入し4%±2%に設定しています。

リスク要因②インフラ整備が予想以上に進まない可能性

インドは道路・鉄道、上下水道、電力をはじめとする生活インフラの整備が大幅に遅れています。

モディ政権はインフラ整備を積極的にすすめており、これが経済成長にもプラスに寄与しています。

しかし、これまでインドのインフラ整備は思うように進まなかった歴史であることから注意が必要です。

インフラが整備されないと経済が効率的にならず、先進国になるための長期的な成長にとって阻害要因となる可能性があります。



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