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豪州REIT(S&P/ASX200 A-REIT指数)長期推移(チャート・変動要因)

投稿日:2017年6月7日 更新日:

こちらのページでは豪州REITの動きを表すS&P/ASX200 A-REIT指数の長期チャートと変動要因を掲載しています。

豪州REITは米国・日本に次いで世界第3位のリート市場です。(時価総額ランキング)

ショッピングセンターなどの商業施設の割合が高いという特徴があります。

まず最初にオーストラリアのリート市場とS&P/ASX200 A-REIT指数についてのポイントを掲載します。

豪州リート市場及びS&P/ASX200 A-REIT指数について

オーストラリアのリート市場の創設は米国、オランダに次いで世界で3番目に古く、1971年のジェネラル・プロパティ・トラストの上場でスタートしました。

1990年代に年金資金の流入で拡大しましたが、1997年のアジア通貨危機による混乱で一時停滞しました。

その後、2000年以降に法整備が進みリートの再編、活性化が進みました。

ASX200 A-REIT指数はオーストラリア証券取引所に上場する全REITを浮動株調整後の時価総額加重平均で算出した指数で、S&Pが公表しています。

下記に掲載しているのは、ASX200 A-REIT指数の長期チャートです。ポイントについては箇条書きで掲載しています。(下段の方では10年ごとに区切ったチャートを掲載し、変動要因を細かく掲載しています)

豪州REIT(S&P/ASX200 A-REIT指数)長期推移

豪州リート長期チャート

豪州リート(配当込み指数)長期チャート

  • 長期的な推移はJ-REITに近い動きとなっており、2007年2月に2580ポイントを付けた後、大きく下落し、2009年3月には535ポイントまで下落。
  • その後上昇トレンドとなっているが、2007年の高値を更新できていない。
  • ただし、分配金込みのS&P/ASX200 A-REIT指数は2016年に2007年の高値を更新した。

豪州REIT(S&P/ASX200 A-REIT指数)推移と変動要因(2000年代)

豪州リート2000年代

  • 2000年以降、2007年までは世界的な好景気の中ほとんど調整なく上昇した。2000年3月の1230から2007年2月の2580ポイントまで上昇した。
  • この間、スーパーアニュエーションと呼ばれる積立型の退職年金制度からの資金流入が活発化したことも豪州REIT(S&P/ASX200 A-REIT指数)の上昇を支えた。
  • 2007年の米国サブプライム問題や2008年のリーマンショックの影響で2009年3月には535ポイントまで下落
  • リーマンショック後の2009年は米国、日本、ドイツなど多くの先進国で実質GDP成長率がマイナス成長になる中、オーストラリアはプラス成長を維持するなど、経済基盤が強いことで知られるが、金融市場が世界的にリスクオフムードとなる中、豪州REITも大きく下落した。
  • リーマンショック時の下落率は他の株式やREITと比較しても非常に大きいものとなった【リーマンショック時の各資産クラスの最大下落率はこちらを参照:各資産の最大下落率(リーマンショック)
  • 主要国の株価指数と比較して大きな下落となったのは市場規模が小さく、流動性が劣ることが要因と考えられる。(リーマンショック時は米国も日本も株式よりREITの下落率が大きくなった)

豪州REIT(S&P/ASX200 A-REIT指数)推移と変動要因(2010年代)

豪州リートチャート2010年代

  • 豪州REIT(S&P/ASX200 A-REIT指数)は2009年を底に2010年代には入ってからも上昇トレントとなっているが、米国や日本のリートと比較すると回復度合いが低くなっている
  • それでもJ-REITと同じくトータルリターンでは2016年に2007年の高値を更新しているのは豪州リートの配当利回りが他のリートと比較して高いことが要因と考えられる
  • 2016年は豪州REIT(S&P/ASX200 A-REIT指数)が下落し、2016年8月の1560ポイントから2016年11月の1240ポイントまで下落した。この間、オーストラリア10年国債利回りは1.8%から2.8%まで上昇しており、この金利上昇が下落の直接的な要因と考えられる。
  • 2018年〜2019年は米中貿易戦争の影響により、中国からの不動産投資が停滞する時期もあったが、オーストラリア準備銀行の金融緩和の効果もあり、堅調な推移となった

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