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資格・スキルアップ

ファイナンシャルプランナーの合格を目指そう

2016年6月30日

2つのファイナンシャルプランナー  【1級FP・2級FP】 と 【CFP・AFP】

ファイナンシャルプランナー資格には「1級FP・2級FP」と「CFP・AFP」の2種類があります。

「AFP・2級FP」は同じ試験なので価値としては同じです。

FP協会に登録してAFPと名乗るか、そのまま2級FPと名乗るかの違いのみです。

以前より難易度は上昇しており、現在の合格率は30%~40%です。(2003年頃までは合格率70%の試験でした)

「AFP・2級FP」もファイナンシャルプランナー資格であることに違いはありませんが、ファイナンシャルプランナーなら「CFP・1級FP」を目指すべきです。

「CFP・1級FP」は資格の価値としては同レベルでファイナンシャルプランナーの最上レベルの資格といえます。

「CFP・1級FP」ともに難易度はかなり高いですが、保有するとビジネス上はもちろん転職時にも力を発揮します。

証券アナリストとダブルで保有すると銀行・証券会社・生損保・アセマネなど金融機関への転職にはまず困りません。

昇進にもプラスに働きますので結果的に年収アップにもつながります。

ファイナンシャルプランナー

 

CFPと1級FPのどちらを取得しようか悩む方も多いようですが、資格の価値としては同等の価値がありますので、下記に記載しているように現在の知識レベルに合わせてどちらを目指すか決めることをおすすめします。

CFPと1級FPはどちらのFP資格を取得すべきか

CFPと1級FPは資格の価値はほぼ同等ですので、知識レベルルや勉強方針によって、どちらかを選択するのが良いと思います。

下記にポイントをまとめましたので参考にしてください。

CFPの試験概要と向いている人

  • 6科目の試験を全て合格する必要がありますが、1科目ずつ受験が可能で有効期限もありません。
  • 各科目の合格率は35%前後となっており、しっかり勉強すれば必ず合格できるレベルです。
  • またAFPの登録が受験資格になっているので、AFP(2級FP)の勉強で基礎を固めてからCFPに臨むかたちになります。
  • 実務経験がない方や若手の方等が取得を目指すケースが多くなっています。
  • じっくり勉強しながらFPを取得したい方にはCFPが向いています。

1級FPの試験概要と向いている人

  • 受験範囲はCFPと同じで、全範囲を対象とする択一式(マーク)と記述式の一発試験です。
  • 合格率は10%前後と難易度はかなり高めです。
  • その後、実技試験(面接形式)があるがこちらは大半が合格します。
  • 2級FPを取得していなくても、FP業務の経験が5年あれば受験可能となっています。
  • ある程度知識に自信がある方でなるべく早く取得したい方には1級FPが向いています。

じっくり取得したい方は「AFP(2級FP)→CFP」、早く取得したい方は直接1級FPか2級FP→1級FP

じっくり取得したい方はAFP(2級FP)を取得後、CFPを受験するのがおススメです。上記の通り、CFPは6科目を1つずつ受験することができます。

  • AFP(2級FP)→CFP

FPの経験があり、早く取得したい方は直接1級FPを受験することも可能です。

ただし、直接1級FPを受験するには5年以上のFP業務経験が必要ですので、これに該当しない方は2級FPを取得後、1級FPを受験することになります。

  • 5年のFP業務経験ありの方:いきなり1級FP
  • 5年のFP業務経験なしの方:2級FP+1年のFP業務経験→1級FP

ファイナンシャルプランナー試験範囲(CFP・1級FP)

CFPと1級FPの試験範囲です。

特に重要な科目は「2.不動産運用設計」「5.タックスプランニング」「6.相続・事業承継設計」です。

つまり、「不動産」と「税金」が重要です。

ここは実務でも極めて重要ですので、しっかり勉強しましょう。

  1. 金融資産運用設計(投信債券等金融商品、ポートフォリオ理論)
  2. 不動産運用設計(不動産取引、税金、有効活用)
  3. ライフプランニング・リタイアメントプランニング(社会保険、年金)
  4. リスクと保険(生命保険、損害保険)
  5. タックスプランニング(個人の税金、法人の税金)
  6. 相続・事業承継設計(相続税、贈与税、相続対策)

ファイナンシャルプランナー勉強方法(CFP・1級FP)

効率よく勉強したい方は資格の学校に通うことも有効ですが、CFP・1級FPは市販の参考書と問題集で独学で勉強しても合格可能です。

下記にこれをしっかりやれば合格できる参考書を掲載しています。

1級FP試験・必須書籍

①まず「すっきりわかるFP1級」でベースをマスター

  • スッキリわかる FP技能士1級 テキスト + 問題集 学科基礎 応用対策 (TAC出版)

こちらのテキストで1級FPの試験内容を習得します。

②問題集を繰り返し解く

  • 1級FP技能士(学科)精選問題解説集(きんざい)

1級FP対策の問題集です。繰り返し解きましょう。

③実技試験(面接形式)対策はこれできまり

  • FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集

実技試験(面接形式)対策の決定版です。

ほぼすべての受験者が使っていると思われます。

④上記で説明した通り6科目中、重要度が高くかつ難しいのが「不動産」と「相続」です。

不動産と相続は別途、FP協会が販売している「FPテキスト(不動産運用設計)」と「FPテキスト(相続・事業承継)」の購入をお勧めします。

こちらはAmazonでの販売はありませんのでFP協会のHPから購入して下さい。

CFP試験・必須書籍

CFPを受験される方はこれからじっくり勉強をさせる方が多いと思いますので、教材はFP協会が販売している「FPテキスト」(全6科目)を使用するのがベストと思われます。

これをしっかりやってから繰り返し過去問を解くと合格できます。

Amazonでは販売していませんので日本FP協会のサイトから購入して下さい。

「まずは2級FP(AFP)から」も検討する

早く取得したいからと言って、あまり知識がない方がいきなり1級FPの勉強をしてもモチベーションが続かず、結果的に断念してしまうケースを多いようです。

それであればまずは2級FP(AFP)を取得してから1級FP(CFP)を目指すのも現実的な選択です。

2級FP(AFP)は市販のテキストと過去問で十分合格可能なレベルです。

下記の書籍を活用してまずは取り組んでみてください。

様々なテキストや問題集がありますが、分かりやすさをアピールしているものの中には合格に必要な内容が不足しているものもあるようです。

下記の書籍は2級FP試験を主催しているきんざいが監修しているもので、最も過不足なくまとまっています。

2級FP(AFP)試験 必須書籍

①わかりやすく解説したテキストです。まず最初はこれを繰り返し読んで内容を理解しましょう。

  • 最短合格2級FP技能士(きんざい)

⓶学科試験の問題集です。これをしっかりやれば十分合格します。

  • 2級FP技能士(学科)精選問題解説集(きんざい)

③実技試験の問題集です。実技試験もこれをしっかり習得すれば合格できます。

<実技試験を「きんざい」で受験する方>

  • 2級FP技能士(実技・個人資産相談業務)精選問題解説集 (きんざい)

<実技試験を「FP協会」で受験する方>

  • FP技能検定2級過去問題集〈実技試験・資産設計提案業務>(近代セールス社)

FP技能士は3級もある

上記のFP2級のテキストを購入して、全くわからないようであれば3級FPを検討してみても良いかもしれません。

ただし、あくまで2級FPを取得するためのステップとしてです。

また、大学生の場合は3級から勉強するほうが良いでしょう。

時間をかけず効率的にFP資格を取得したい方は予備校の活用がおすすめ

FP資格の場合、必ずしも予備校を活用する必要はありませんが、最短ルートで取得したい方は検討することをお勧めします。

いくつかの予備校がありますが、おススメは断トツで「TAC」です。(特に金融系の資格ではTACがベストだと思います)

受講者が理解しやすいように練られたコンテンツとなっており、本当に分かりやすい内容となっています。

「TAC」の講座で勉強すれば2級(AFP)の取得はもちろん、「1級FP・CFP」も相当ハードルが低くなります。

FPの講座はそこまで高額ではないこともあり、時間をお金で買う価値は十分あります。

特に忙しい社会人は将来への投資と考えて、予備校を活用し、効率的に取得することがスキルアップの近道です。



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