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CMS債

投稿日:2016年6月24日 更新日:

CMSフローター債とも呼ばれる。

スワップ取引の1種であるコンスタント・マチュリティースワップ(Constant Maturity Swap)取引を活用している為、このように呼ばれる。

債券タイプ

  • 仕組債

通貨

  • 円(額面100円)

対象アセット(インデックス)

  • 20年スワップレート-6ヶ月LIBOR

条件

発行事例

2017年10月現在の日本の金利環境では組成が難しいので下記は参考例

  • 期間:20年
  • クーポン:
    • 当初1年:1%
    • 2-20年:20年スワップレート-6ヶ月LIBOR ≧0
  • 1年ごとに発行体がコールをし償還する権利がある

CMS債組成フロー

  • イールドカーブの傾きが大きくなる、すなわち長短金利差が大きくなると利回りが上昇する仕組み(上記例では2年目以降のクーポンは長期金利-短期金利)
  • 参照される金利としてはLIBOR以外に「20年スワップレート-2年スワップレート」などもよく活用される
  • イールドカーブについての詳しい説明は「イールドカーブについて」を参照してください

良い点(セールストーク)

元本割れリスクは低い

  • 発行体の信用リスクを除けば、元本割れリスクはない

高利回り

  • 景気回復期等、長期金利が短期と比較して高く推移しているときは、市場金利と比べて高い利回りを得られる
  • コール条項(早期償還条項)をつけた場合は早期償還リスクが加わるが、コールオプションの売却により利回りアップに貢献。

悪い点(リスク)

低クーポンの可能性

  • 長短金利差が小さくなるとクーポンが低くなる
  • 長短金利が逆転する逆イールドのときは下限金利まで低下する。逆イールドは一般的に景気がピークをつけ、景気後退期に入るタイミングで起こりやすい(米国の2000年や2007年)

予想が困難

  • イールドカーブの形状変化を予想するには、景気や金融政策等幅広い分析が必要で一般的には難しい。

再投資ができないリスク

  • 金利低下により期限前償還の可能性が高まる。期限前償還されるということは金利が低下しているということであり再度、同じ利回りで同様の商品には投資できない

塩漬けリスク

  • 一般的に期間が長くなる(上記の例では20年)
  • 長短金利差が小さくなりイールドカーブがフラット化した状態が長く続くと、低クーポンまたはゼロクーポンで長期間、塩漬け状態になる可能性がある
  • またそのような環境でCMS債を途中売却しようとするとデリバティブ部分を時価評価することになるので大きく元本が毀損する可能性が高い

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