ファイナンシャルスター

ハイレベル金融サイト(投信・債券・REIT・税制など)Copyright©2016-2018 financial star

知識・ノウハウ(株式)

米大統領1期目は株価の大幅下落は起こりにくい【アノマリー発見】

投稿日:2018年10月14日 更新日:

米国株の大暴落は大統領2期目に起こりやすい

米国株の歴史の中でS&P500指数が30%以上の下落となった「大暴落」は7回あります。

下記の表は「米国大統領の任期と大暴落が起こった時期」をまとめています。

米国大統領と株価

過去7回の大暴落の内、世界恐慌を除く6回は大統領が2期目に入ってから起こっています

1972年12月~1974年9月の-46%は厳密には1期目の終盤から始まっていますが、1972年12月の時点で選挙は終わっており2期目に入ることが決定していました。

唯一、大統領1期目に大暴落が起こったのは1929年から始まった大恐慌時で、ハーバート・フーヴァー大統領は経済政策の失敗が響き2期目の大統領選では歴史的敗北となりました。

それ以降の大統領は「株価低迷や景気悪化は2期目の再選が難しくなる」とハーバート・フーヴァー大統領の失敗に学んだのでしょう。

大統領は2期8年を務めたいと考えるのが普通です。

大恐慌時の教訓もあり、1期目は国民からの支持が得られやすい大規模な景気対策をおこなうことで、再選の可能性を高めることが一般的となっています。

逆に2期目は国民の顔色を伺うインセンティブが低くなり、自身の理念に基づいた本当にやりたい政策を行う形となります。

その結果、1期目は経済や株式市場がやや過熱した状態となりやすく、2期目は期待感が薄れやすい状態となることから株価の大暴落も起こりやすくなるのでしょう。

中間選挙も1期目と2期目では重要性が異なる

大統領選は4年に1度行われます。

上院は任期6年で2年に1度1/3が改選されます。

下院は任期2年で2年毎に全員が改選されます。

大統領選がない年の上院・下院の選挙を中間選挙といいます。

まとめるとこのようなイメージです。

米国選挙

よくマーケットではアノマリーとして中間選挙後は株価が上昇するといわれたりすることがありますが、同じ中間選挙でも大統領が1期目と2期目では全く異なるので注意が必要です。

大統領が1期目の中間選挙は2年後に自身の再選を狙っている状況ですので大きな景気対策を行うことになりますが、2期目の中間選挙時は大統領にとっては重要性が低下します。



-知識・ノウハウ(株式)
-