こちらのページでは「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド (健次)」を例に「ヘルスケア&バイオ株式」のポイントを解説しています。
データや内容は随時、更新しています。
グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド (健次)の商品概要
実質的な運用会社
- ウエリントン(委託会社:三菱UFJ国際投信)
投資対象
- 先進国のヘルスケア・バイオ関連企業の株式(製薬、バイオテクノロジー、医療製品、医療健康サービス関連企業)
商品組成上の特徴
- 年2回の決算時に原則として10,000円を超えている部分は全額分配する
- 愛称:健次
- 為替ヘッジ付きのファンドもあり
「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(為替ヘッジあり)」
【愛称:健次(ヘッジあり)】
信託報酬
- 2.42%
ヘルスケア&バイオ株式に投資する上でのポイント・メリット
バイオ医薬品が増加
- バイオ医療分野での活発なイノベーションや米国食品医薬品局(FDA)の医薬品の承認ペースが2000年代以降に上がっている
- 現在、世界の医薬品売上高の上位のほぼ全てがバイオ医薬品になっている
- 世界の医薬品売上高に占めるバイオ医薬品のシェア:2005年13%、2017年25%、2024年予測31%
新興国の成長と先進国の高齢化
- 新興国の人口増加と所得増から医療費の増加が見込まれる
- 世界のヘルスケア市場は中長期的な成長が見込まれる
- 世界の医療関連市場規模の推移(首相官邸による推計値)
- 2013年:179兆円
- 2020年:337兆円
- 2030年:562兆円
- ※参考資料→世界の人口推計/人口ランキング
- 名目GDPと医療関連支出の額は相関関係があり、世界全体の経済規模が拡大するにつれて医療関連支出も増加することが見込まれる
活発なM&A
- 活発なM&Aはコスト削減や新薬/新技術の獲得を通じて企業価値の増大に貢献している
投資対象
①バイオテクノロジー、②製薬、③医療・健康サービス、④医療製品関連企業に投資
- ①バイオテクノロジー
- 生物の持つ様々な働きを利用し、治療薬の開発・製造を行う企業。遺伝子組換えや遺伝子情報の解析、遺伝子研究による治療薬の開発を行う企業が含まれる。
- 銘柄例
- ギリアド・サイエンシズ(HIV/AIDS、肝炎等の開発に注力)
- リジェネロン・ファーマシューティカルズ(がん、眼病、慢性炎症の治療薬の開発に注力)
- ②製薬
- 風邪薬や抗菌剤など、主に化学合成等により作られる医薬品の開発・製造を行う企業。
- 銘柄例
- イーライ・リリー
- メルク
- テバ
- 塩野義製薬、
- ジョンソン&ジョンソン、アストラゼネカ
- ロシュ
- ③医療・健康サービス
- 病院経営企業や在宅介護サービス企業、医療保険会社、医療システム会社、ドラッグストアなど。
- 銘柄例
- ユナイテッドヘルス・グループ(管理医療会社)
- マッケソン(医薬・医療品卸会社)
- ウォルグリーン(小売ドラッグストア)
- ④医療製品
- 注射針、手術用具、歯科医療用器具、内視鏡などの医療機器・器具の他、CTやMRIなどに代表される最新鋭の大型検査機器の製造・開発企業が含まれる。
- 銘柄例
- コビディエン(製品:診断用造影剤、透析用針等)
- メドトロニック(製品:心臓ペースメーカー等)
- ストライカー(製品:人工関節、骨セメント、インプラント等)
- ボストン・サイエンティフィック(製品:ステント、カテーテル、ガイドワイヤー等)
グロース&バリュー
- ヘルスケアセクターは「バイオテクノロジー」はグロース株、「製薬、医療・健康サービス、医療製品」はディフェンシブ株と位置付けられており、バランスよく組み入れられることにより、下落リスクを抑制しつつ中長期の成長を獲得することができる。
最大マーケット米国の医療費増加
オバマケアにより、最大マーケットである米国の保険加入者の増加およびそれに伴う医療費の増加、市場規模の拡大が予想される。- 2017年トランプ大統領就任により、オバマケアによる米国の医療費増加の期待はややスローダウンすることになったが、高齢化による長期的な医療費増加傾向は変わらないと考えられる
健次の運用会社はウエリントン
- ウエリントンはヘルスケアセクターでは世界最大規模のVanguard Health Care Fundを1984年から運用。純資産約480億ドル。
アワード受賞
- Morningstar Award Fund of the Year 2015 国際株式部門で最優秀ファンド賞を受賞
- Morningstar Award Fund of the Year 2018 国際株式部門で優秀ファンド賞を受賞
ヘルスケア&バイオ株式のリスク・デメリット
医療費の抑制圧力
- 医療保険料の上昇や医療費の財政負担の高まりなどを背景に、医療費や医療サービスへの価格抑制圧力は今後強まる可能性
投資対象が同じ投信(類似ファンド)
- ピクテ・バイオ医薬品ファンド(ピクテ投信)
- JPMグローバル医療関連株式ファンド(JPモルガン・アセット・マネジメント)
関連ページ
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