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こちらのページでは2018年末の時価総額データに更新したものを掲載しています。
最新の時価総額データは下記をご覧ください。
- 直近の「世界の株式時価総額ランキング」はこちらをご覧ください:マーケットピーク時の株式時価総額ランキング推移(2000年・2007年・2020年・直近)
- 「日本の株式時価総額ランキング」の変化についてはこちらをご覧ください:日本の株式時価総額ランキングの変化(1989年・2000年・2009年・直近)
2018年世界の時価総額ランキングTOP50(2017年との比較)
下記に2017年~2018年のポイントについて掲載します。
2018年は2度の下落
2018年の世界の株式市場は2月と10月~12月の2度、大きな下落を経験しました。
世界全体の株式時価総額は約14%減少しています
そのため、ランキング上位でも時価総額を減少させている企業が目につきます。
また、年末の時価総額比較では分かりませんが、2018年はアップルとアマゾンが初めて時価総額1兆ドルを達成しました。
ITバブル崩壊前の2000年とリーマンショック前の2007年の時価総額トップ企業は共に5,000億ドル前後がピークでしたので、1兆ドル超えはかなりの達成感があります。(ただし、以前と違いM&Aが盛んになったことも時価総額が拡大した要因となっています)
時価総額TOP50企業の変化
2017年のTOP50企業の内、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(24位)、シティー・グループ(37位)、ダウ・デュポン(47位)、フィリッププモリス(49位)がランク外となりました。
その代わりにメルク(31位)、マスターカード(33位)、LVMHモエ・ヘネシーリレイ・ヴィトン(48位)、トタル(50位)がランクインしています。
日本企業は2016年・2017年に続きトヨタのみ
日本企業は2016年・2017年に続きトヨタのみがTOP50にランクインしました。
欧米企業と比較してM&Aに消極的であることや、グローバルスタンダードを握れる企業が少ないことが要因です。
ちなみに日本の2位はNTTドコモで、世界では100位前後です。
1992年と2016年を比較してもほとんど変化がないので、ここ2年程で変化がないのは仕方がないかもしれません。
- 1992年と2016年の時価総額ランキングの比較はこちら:時価総額ランキング上位企業(1992年と2016年) / グローバルでは大きな変化、日本は同じ顔ぶれ
2018年の日本の時価総額ランキングTOP20(2017年との比較)
ランキング上位で極端に時価総額が変化した企業はありませんが、TOP20企業はいくつか入れ替わっています。
ソフトバンクG(9984)の国内携帯子会社であるソフトバンク(9434)が2018年12月にIPOを行い、9位にランクインしています。
その他ではファーストリテイリング、三菱商事、JR東海、リクルート、セブン&アイがランクインしています。
2017年の記事にも掲載しましたが、1990年代~2000年代に設立された米国のアルファベット(グーグル)・アマゾン・フェイスブック、中国のアリババ・テンセントのような新しい企業が時価総額ランキング上位に出てこないところに日本の問題点があります。
これらのような新しい大企業が増えると日本の景気も良くなるはずです。
時価総額ランキングに関連するコンテンツはこちらもご覧ください!