こちらのページは下記のコンテンツが元ページとなっています。
こちらのページでは2017年末の時価総額データに更新したものを掲載します。
最新の時価総額データは下記をご覧ください。
- 直近の「世界の株式時価総額ランキング」はこちらをご覧ください:マーケットピーク時の株式時価総額ランキング推移(2000年・2007年・2020年・直近)
- 「日本の株式時価総額ランキング」の変化についてはこちらをご覧ください:日本の株式時価総額ランキングの変化(1989年・2000年・2009年・直近)
2017年世界の時価総額ランキングTOP50(2016年との比較)
下記に2017年のポイントを記載します。
時価総額が大きく増加
2017年は世界的に株価が大きく上昇したこともあり、2016年末と2017年末を比較して全体的に時価総額が増加しています。
特に時価総額上位企業は市場全体を上回る時価総額の増加となりアップルは円ベースで100兆円(8,609億ドル、1ドル= 113円で97兆円)に迫る水準となりました。
引き続きアップルをはじめアルファベット(グーグル)、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、テンセント等の上位企業の時価総額の増加が顕著となっています。
GE, IBMが時価総額トップ50から外れる
長らく優良銘柄として米国株式市場をリードし、現在もNYダウ30種に採用されているGEとIBMが業績の伸び悩みによる株価低迷からTOP50のランキングから外れました。
GEは2016年の時価総額が2,795憶ドルで10位でしたが、2017年末は1,513億ドルで55位となりました。
IBMは2016年の時価総額が1,578憶ドルで41位でしたが、2017年末は1,420億ドルで57位となりました。
日本企業は2016年に続きトヨタのみ
日本企業は2016年に続きトヨタのみがTOP50にランクインしました。
2017年は日本株も大きく上昇しましたが、米国をはじめとして他の国の株価も上昇したことからランキングを上げることができませんでした。
下記でも触れていますが、日本は新しい企業で時価総額上位となるケースが少ないところが問題です。
2017年の日本の時価総額ランキングTOP20(2016年との比較)
2017年は日本の株式市場も大きく上昇したことから時価総額を伸ばした企業は多くなりましたが、ランキングの顔ぶれはほとんど変化していません。
1992年と2016年を比較した場合でもほとんど変化がないのですから1年で変化がないのも無理ありませんが、中国のアリババやテンセントのような新しい企業が出てこないものでしょうか。
マザーマーケットの規模(人口やGDPの規模)が日本のレベルでは限界のなのでしょうか?
米国のアルファペット(グーグル)、アマゾン、フェイスブックも1990年代~2000年代に設立された新しい企業です。
マーケットチェンジャーとなれるようなリーディングカンパニーが出てこないところが日本企業の問題点です。
ランキング上位で時価総額を増やした企業はキーエンス、ソニー、ファナック、任天堂、キャノン、デンソー、信越化学工業があげられます。
特にデンソー、信越化学工業は長期にわたって右肩上がりで時価総額の過去最高を更新しているので今後も期待したいところです。